3人の俳優が監督として共同映画制作!  映画『ゾッキ』制作発表記者会見in愛知県蒲郡市

2020.02.04

日時:2月3日(月)
場所:蒲郡クラシックホテル 別館 バンケットホール2階 「クラブクラシック」
登壇者:竹中直人(監督)、山田孝之(監督)、齊藤工(監督)、 大橋裕之(漫画家・原作者)、伊藤主税(プロデューサー)、 鈴木寿明(蒲郡市長)、小池高弘(蒲郡商工会議所会頭)、 水野順也(映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会実行委員長)

 

0204_001

 

日本を代表する3人の俳優、竹中直人・山田孝之・齊藤工が映画監督として、長編映画を共同制作し話題となっている映画「ゾッキ」の制作発表会見が2月4日(火)のクランクインに先駆け、前日2月3日(月)にロケ地でもある愛知県蒲郡市で行われた。

 
顔ぶれは今作の企画発起人で監督を務める竹中直人、今作映画初監督の山田孝之、今月21日に映画『COMPLY+-ANCE』(コンプライアンス)の公開も決定している齊藤工。 会見参加者はロケ地となる愛知県蒲郡市の市長・鈴木寿明氏を筆頭に、蒲郡商工会議所会頭の小池高弘氏、映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会実行委員長の水野順也氏と、地元の全面協力体制が感じられる顔ぶれとなったほか原作を務めた漫画家の大橋裕之氏、プロデューサーの伊藤主税が参加。蒲郡市の鈴木市長が掲げる「官民一体」の姿勢を会見で示すかたちとなった。

 
今作で監督を務める企画発起人の竹中直人は「2年前に『火星のふたり』という倉持裕さん作演出の舞台をやった時に、ゲストで出ていた前野朋哉の楽屋が向かいで、よくちょっかいを出しにいっていたのですが、楽屋の冷蔵庫の上に『ゾッキA』『ゾッキB』が置いてあって。普段あまり漫画も読まないんですが、自分の楽屋で広げて読んだら、とても感動してしまって“うわあ、これ映画にしたい”とすごく思って。でも自分ひとりの力では、歳を取ってしまっていてこれ無理だなと思って、山田君、齋藤君を誘って。そしたらやってくれるってなって“やったあ!”ってなりました。大橋作品を大橋さんの地元の蒲郡で映画にできる日が、こんなにはやく実現するなんて思わなかったです。明日から撮影ですが3人仲良く共同監督できたらと思っています。」と今の率直な気持ちを語った。蒲郡市については「本当に(映画の撮影に)理想的な場所ばかり」と実写化に意欲を見せた。

 

今作で映画作品初監督となる山田孝之は「映画の監督としては、はじめて参加させていただきます。竹中さんからこういう『ゾッキ』という面白い作品があって映画化したいんだけれども、参加してくれないかという話で、原作読ませていただいて、衝撃を受けて。監督をするという気持ち今まで一ミリもなかったんですが、これはどうしても参加したいということで初挑戦ながら、皆さんに助けてもらいながらならなんとかなるだろうという思いでやっていきます。この独特な世界観を実写化にどう落とし込んでいくかは課題もありますが、ワクワクもしているところです。明日からの撮影が楽しみです」

 

蒲郡市については「ロケハンで今まで計3回来ています。地元の人とも交流する機会もいただいて。ロケハンしていてもこんなにワクワクするもんなんだなって。大橋さんが育ったところで、この景色も『ゾッキ』に反映されているんだろうなって。ロケハンでもビタっとハマるような場所がありました。地元の人には何気ないものでも普段東京で生活していると、どう切り取っても素敵なところばかりです」と語った。

 
今月21日は映画『COMPLY+-ANCE』(コンプライアンス)の公開も決定している齊藤工は「日本映画の心臓部とも言える、お二方と新しい切り口の映画を作れること、非常に光栄です。大橋さんの作品のもともとファンだったので夢のようなプロジェクトです。昨今、日本で映画を作る場合は超大作でない限りは今はいかに地域と手を取り合っていくかというのが要になってきます。この度は受け入れ態勢をいただきまして非常にありがたく思っています。蒲郡市の皆さまよろしくお願いいたします」とあいさつした。

 

蒲郡市については「先ほども最終ロケハンをしていました。“ここも撮りたい、ここも撮りたい”という場所がロケハン中もどんどん出てきました。ロケハン中にぬかるみにハマって車が動かなくなってしまったのですが、とっさに近所の大工さんが助けてくれて。蒲郡の方たちの真心を感じました。そんな地元の人たちの作品を撮れることをうれしく思います」と、ロケハン中のハプニングから生まれた蒲郡に対する想いについても語った。
齊藤工監督発案の、出産子育てをきっかけに映像業界を離れざるを得ないスタッフのために、蒲郡市子育て支援課と市が運営するファミリーサポートの協力で託児所が実現したことに関しては、「個人的な考えから始まったんですが、出産子育てと撮影現場が乖離していることは日本映画の損失だと思っていました。託児所があることで、監督やスタッフが映画に尽力することができるならば考えていました。自分の撮影現場でできるならばということで、昨年、自分のイニシアチブを取れる作品で高崎市で挑戦しました。今回もプロデューサー、監督、蒲郡市も市長をはじめ地域の方たちの協力と快諾を得て小さなこころみではありますが実現できました」と、撮影現場の環境改善にも今回取り組むことを示した。

 

蒲郡市長・鈴木寿明氏は今回のロケ誘致実現に関して「『ゾッキ』がこのまちにやってきた!とはじめはびっくりしました。それが1年と少し前です。蒲郡市がこんな著名な監督たちと映画を撮影できることを誇りに思っています。1つ1つを現実になるにしたがって、我々は何ができるのか。私自身昨年10月、民間から市長という立場になってしっかり民間と同じ気持ちになれたと思っています。『ゾッキ』という映画が人に愛される作品になっていくのを支援していきます。臨機応変に対応させていただきたい。」と市としての姿勢をアピールした。 鈴木市長は齊藤工監督発案の、出産子育てをきっかけに映像業界を離れざるを得ないスタッフのために、蒲郡市子育て支援課と市が運営するファミリーサポートの協力で託児所が実現したことに関しては、齋藤の発言を受け「蒲郡市はロケに優しいまちでありたい。子育てしやすい環境になってほしい。うまく制度を利用して、蒲郡市で子どもを預かる大人の姿勢を見せて、映画制作の文化を伝えていきたい。映画を作る文化に寄与できたらうれしいです」と発言した。

 

蒲郡商工会議所会頭の小池高弘氏は「3人の監督に蒲郡をほめてもらえてうれしいです。地域の中にいると風景が当たり前になってしまって、こうやって外の方たちに評価されるのは私たちもうれしいです。委員会としてはしっかりとサポートしていきたいです」とクランクインへの会頭としての想いを語った。

 
映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会実行委員長の水野順也氏は「市長から“官民一体”という言葉がありましたが私の立場は“民”のほうです。実行委員会は今各部会が活発に動いています。まとめ役として蒲郡をPRする立場ですので、蒲郡のおもてなしはすばらしいと思ってもらいたいです。」と、蒲郡市の民間からの参加者代表としての想いを語った。原作を務めた漫画家の大橋裕之氏は実写化について「びっくりして、本当にうれしい。ほぼ自費出版のところからスタートして、この作品はヘンな漫画だとよく言われるのですがヘンな漫画だと思ってもらえるなら僕はうれしいです。実写化ですが監督には自由に撮ってほしい」とコメント。蒲郡での撮影が実現することに関しては「まさか生まれた蒲郡で撮影をするなんて思わなかったです。びっくりしています。昔からの建物や風景がどんどんなくなっていく中で、映画としてずっと残っていくのはうれしいです。」と語ったプロデューサーの伊藤主税氏は「映画スタッフと蒲郡のみなさんと1年以上かけて今日を迎えられたこと、大変うれしく思っております」とコメントした。

 
映画の撮影は2月4日(火)から2月末までの約 1 か月にわたり、愛知県蒲郡市にてオールロケで行われる予定。 公開は 2021年予定となっている。

 

 

 

『ゾッキ』

公開日2021年より
劇場全国にて
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック