ストリーマーズ 若き兵士たちの物語

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

ベトナム戦争の泥沼化が進む1965年。陸軍の空挺部隊の若き隊員である3人の若者、白人のインテリで、ひねくれ屋のビリー(マシュー・モディン)、ポジティヴな黒人のロジャー(マイケル・ライト)、ホモセクシュアルらしい白人のリッチー(ミッチェル・リキテンシュタイン)は、兵舎で前線行きを待っていた。彼らは、表向きは酔いどれ軍曹のルーニー(ガイ・ボイド)、前線帰りの勇者だが、今は白血病を病むコークス(ジョージ・ズンザ)の指示に従っていたが、裏では軍に志願したことを悔やみ、″棒降り3回訓練″を″ディズニーアニメの泥棒の歩き方″だと笑っていた。リッチーのホモセクシュアルの友達、マーチンが手首を切って自殺の真似をしたり、夜中にミッキーとルーニーが忍び込んできてビューティフル・ストリーマーズ(開かずに落ちていくパラシュート)を目撃したという戦争体験の自慢をしたりしながら、兵舎の退屈な時間は流れていった。ところが、別の中隊に配属された黒人兵カーライル(マイケル・ライト)が、同じ黒人がいるとの理由だけで彼らの部隊によく遊びに来るようになってから、微妙なところでバランスの取れていた人間関係は、次第に崩れていく。前線行きが近いことを知って世をすねるカーライルは、3人の人間的な弱さを突く挑発的な行動や発言を繰り返し、兵舎という閉鎖された空間の中で、兵士たちの間にはいつしか一触即発の緊張が漂う。ついにカーライルがビリーをナイフで刺殺し、立ち寄ったルーニーまでも手にかける。MPが出動してカーライルは逮捕され、リッチーとロジャーは閉鎖された兵舎に残される。そこへ事情を知らずに立ち寄ったコークスが、戦場でタコツボの中に手榴弾を投げ入れて蓋に腰をかけ爆発音と敵の悲鳴を聞いたという体験談を語る。酔ったコークスが歌う『ビューティフル・ドリーマーズ』が兵舎内に響き、いつしか若い兵士たちの嗚咽が続いていた。


解説

訓練に明け暮れ、明日をも知れぬ若い兵士たちの精神の疲弊ぶりを、舞台を1つの兵舎内に限定し、次第に混濁していく人間関係の中に描いた異色作。これまでビデオ発売のみで、今回が初の劇場公開となる。監督のマイク・ニコルズがニューヨークで演出した同名の舞台劇を、戯曲を手掛けたデイヴィッド・レイブの脚本で映画化。監督には「ポパイ」以降、舞台劇の映画化が多くなり、雌伏の時を送っていたロバート・アルトマンが当たり、独特のシニックな演出を見せた。撮影は「ニューヨーカーの青い鳥」など、監督とは6本の作品で組んだピエール・ミニョー。現実音としてラジオから流れる曲以外は、音楽は使用されていない。出演は「ショート・カッツ」でもアルトマンと組んだ、「フルメタル・ジャケット」のマシュー・モディン、「ウェディング・バンケット」のミッチェル・リキテンシュタイン、「氷の微笑」のジョージ・ズンザほか。ヴェネツィア国際映画祭男優賞受賞(主要人物6人全員)。


配給日本ヘラルド映画
制作国アメリカ (1983)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1994年11月05日より



スタッフ

監督
脚本
原作戯曲
製作
撮影
美術
字幕

キャスト

俳優名役名
マシュー・モディン (Matthew Modine)Billy
マイケル・ライト (Michael Wright)Carlile
ミッチェル・リキテンシュタイン (Mitchell Lichtenstein)Ritchy
デヴィッド・アラン・グリア (David Alan Grier)Rodger
ガイ・ボイド (Guy Boyd)Roonie
ジョージ・ズンザ (George Dzundza)Coaks
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