危険な曲り角

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

ボブ(ジャック・シャリエ)は過去にすぎさった日々を思い出す。−−ある日、レコードを盗んだのを偶然見たことから、彼はアラン(ローラン・テルズィエフ)という青年を知った。山の手の住人である彼を、サン・ジェルマン・デ・プレの、あの青年男女の仲間に紹介したのはアランだった。その仲間たちの女王クロ(アンドレア・パリジー)の邸で、酒とセックスのお祭り騒ぎのあった夜、クロはボブをベッド・ルームにさそった。彼が、別室に別の男とともにいたミック(パスカル・プティ)を、初めて見たのはその日だった。ボブとミックの間には、その時から特別な感情が流れた。しかし、彼等の仲間の世界では、特定の異性にセックスの快楽以上の興味を示すことはタブーだった。二人は互に自分の気持を偽らざるをえなかった。そんな時、仲間の一人で、ある外交官夫人と関係のあったペーテルという男に、相手方が体面を重んじて、過去に送った手紙を買いもどすことを、申し入れてきた事件が起った。当人のペーテルが事件を恐れて失踪したのを、アランを通じて知ったミックは、一計を案じた。かねて欲しかったスポーツ・カーの白いジャガーを、その金をとって買おうというのだ。ミックとともにボブが交渉に当った。しかしその手紙を読んだボブは、内容の真摯さにうたれて、計画を中止させようとした。ミックはそんなボブをののしって去った。いろいろ考えたすえ、ミックのよろこぶ顔がみたいために、心を決したボブは、一人で手紙とひきかえに金をとってミックを訪ねた。だがミックはその時、アランとベッドの中にいた。二人が再び顔を合せたのはクロの邸での例の如き夜会の夜だった。互に相手を愛し切っていながら、二人は自分を偽ってことごとに対抗しあった。妊娠したクロのたのみによって、彼女との結婚を誇らしげに公表するボブを見て、ミックは一人戸外に走り出ると白いジャガーを疾走させた。ボブは彼女の車を追ったが、ミックはトラックとの衝突をひきおこして死んだ。ミックの兄で自動車工のロジェ(R・ルサッフル)の慰めも、ボブの耳にはむなしかった。−−自分を偽らずに生きること、それを、いまボブはあらためて、心に誓うのだった。


解説

「遥かなる国から来た男」につぐマルセル・カルネ監督作品。サン・ジェルマン・デ・プレのハイ・ティーン達の生態が追求されている。カルネの執筆したオリジナル・シナリオを、「われら巴里ッ子」のジャック・シギュールとカルネ自身が脚色、台詞はシギュールが担当している。撮影は「女の一生」のクロード・ルノワール。音楽にはモダン・ジャズが全面的に使われ、アメリカのノーマン・グランツのJATPとフランスのマキシム・ソーリー楽団が演奏を受けもっている。出演者は「女の一生」のパスカル・プティの他、新人アンドレア・パリジー、ジャック・シャリエ、ローラン・テルズィエフ、それにローラン・ルザッフル、ローラン・アルモンテル等。


配給東和
制作国フランス (1958)
ジャンル 

1959年03月14日より



スタッフ

監督
脚本
脚色
撮影
美術
音楽

キャスト

俳優名役名
パスカル・プティ (Pascale Petit)Mic
ジャック・シャリエ (Jacques Charrier)Bob
アンドレア・パリジー (Andrea Parisy)Clo
ローラン・テルズィエフ (Laurent Terzieff)Alain
ローラン・ルザッフル (Roland Lesaffre)Roger
ローラン・アルモンテル (Roland Armontel)Bob's Father
デニス・バーナック (Denise Vernac)Mic's Mother
アルフォンソ・マティス (Alfonso Mathis)Peter
ダニー・サヴァル (Dany Saval)Nicole
ピエール・ブリス (Pierre Brice)Bernard
ジャック・ポルテ (Jacques Portet)Guy
Sandrine (Sandrine)Nadine
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