掟(1959)

上映スケジュールはコチラ!

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

コルシカ島の小さな海岸の町−−ここの実権を握っているのは、先祖代々の屋敷に住み考古学の研究をしている富豪の老人ドン・チェーザレ(ピエール・ブラッスール)と顔役のブリガンテだった。彼等の掟の前には、警察署長も判事も頭が上らなかった。ドン・チェーザレの家には、彼の囲い者の母親と娘三人に、執事トニオが住んでいた。末娘のマリエッタ(ジーナ・ロロブリジーダ)は町一番の器量よしで、ブリガンテが彼女を狙っていた。フランスからやって来た好青年の農業技師(マルチェロ・マストロヤンニ)は、マリエッタを女中に貸してくれといって来た。彼女は女中ではなく結婚してくれと彼に頼んだ。判事の妻ルクレツィア(メリナ・メルクーリ)は気の弱い夫に不満で、ブリガンテ御自慢の一人息子で弁護士の卵フランチェスコ(ラフ・マッティオーリ)に夢中だった。町の広場でダンスパーティが開かれた。酒場では法律で禁じられている“掟遊び”が始っていた。メンバーはブリガンテと子分のピザッチョ、トニオに技師など。賭金で買われたブドー酒をテーブルの中央に置き“親”を決めた。ピザッチョが選ばれた。彼は“副親”にブリガンテを指名した。親は副親以外の男を徹底的に罵倒する。それは嘘でも本当でもかまわなかった。副親はそれをけしかける。男は親のいうなりになるよりしょうがない。ブドー酒も飲めない。ひたすら自分に“親”が廻って来るのを待つ以外ない。この遊びによって町の秘事が、すべて明るみに出される。マリエッタに夢中なトニオは、みんなにさんざんからかわれた。ブリガンテはこの遊びの名手で、これを巧みにリードすることによって、この町を制していた。広場ではマリエッタが観光客から五十万フラン盗んで、大騒ぎになった。彼女は邸に戻ると、母親たちに女中になれと折檻された。彼女は家を飛出して畑の納屋に身を隠した。ブリガンテは彼女を手ごめにしようと出かけた。ところが頬に傷を受け追いかえされた。マリエッタは盗んだ空財布を彼の懐中にしのばせた。その帰途、彼は海岸でルクレツィアとフランチェスコの駈落ちを知った。が、ブリガンテはバスの中から息子を引き戻した。バスは彼女を乗せて走り去った。マリエッタは強引に技師に結婚を承諾させた。彼は盗んだ金を返えせというが、彼女はきかなかった。ドン・チェーザレが重体になった。そこに盗難事件のことで署長、判事にブリガンテが来た。マリエッタも加わり“碇遊び”が始った。親はマリエッタ、金は畑で農夫が拾ったことになった。ドン・チェーザレは死んだ。ルクレツィアが戻って来た。ブリガンテは彼女を物にしようとしたが、彼女はホテルの窓から飛び降りて死んだ。彼への嘲笑は町中に拡った。フランチェスコは町を出た。掟の実行者はいなくなった。ドン・チェーザレの邸を相続したマリエッタと、技師の結婚が間近かに迫った。


解説

「宿命」のジュールス・ダッシンがロジェ・ヴァィアンの原作を脚色・監督した作品。ある地域社会を舞台とする戯画的人間ドラマが描かれる。撮影はオテロ・マルテリ、音楽はロマン・ヴラド。出演するのは「青い大きな海」のイヴ・モンタン、「ノートルダムのせむし男」のジーナ・ロロブリジーダ、マルチェロ・マストロヤンニ等。製作はマレノ・マレノッティとジャック・バール。


配給イタリフィルム
制作国イタリア (1959)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1959年08月04日より



スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽

キャスト

俳優名役名
ジーナ・ロロブリジーダ (Gina Lollobrigida)Marietta
マルチェロ・マストロヤンニ (Marcello Mastroianni)Farmer
イヴ・モンタン (Yves Montand)Matteo Brigante
メリナ・メルクーリ (Melina Mercouri)Donna Luclezia
ピエール・ブラッスール (Pierre Brasseur)Don Cesare
パオロ・ストッパ (Paolo Stoppa)Tonio
ラフ・マッティオーリ (Raf Mattioli)Francesco
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック