間諜最後の日

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

一九一六年の春、イギリスの小説家で陸軍大尉のブロディーは、情報部長Rに召喚された。彼はリチャード・アシェンデンという新しい名を貰い、スイスへ派遣された。スイスのジュネーヴにはドイツの間諜が暗躍しているので、その男の正体を突止めて抹殺せよ、というのがアシェンデンに下された使命だ。彼がスイスに着くと、アシェンデン夫人という名儀で女間諜エルサが先着していた。またアシェンデンの助手の「将軍」とあだ名の有るスパイも加わった。エルサはマーヴィンと名乗るアメリカ人と知り合い、マーヴィンはしきりに彼女に求愛した。アシェンデン等はランゲンタル村の教会のオルガン奏手がイギリス諜報部の手先となった事を知らされていたので訪れたが、一足先にドイツ間諜の為に扼殺されてしまっていた。唯一の手がかりは、殺された男が握っていた胡栗の殻の形をしたボタン一個だった。そのボタンと同じボタンの着いた服を着ている男はケイパーと名乗るイギリス人であった。アシェンデンと将軍とは巧みに事を構えてケイパーをランゲン山登攀に誘って、将軍は断崖からケイパーを突落として殺した。スイスの警察はケイパーの死を単なる遭難と認めた。エルサとアンシェンデンは互いに一目惚れをしたのであるが、彼女はケイパーが好人物であり、その妻のケイパー夫人もドイツ人ではあるが優しい婦人であることを知ると、ケイパーを殺したことを非難した。しかもケイパーは全然スパイではない事がRからの返電で判明すると、エルサはアシェンデンに人殺し稼業に等しいスパイ仕事をやめてくれと懇願した。アシェンデンが辞表を認めた時、将軍が新しい手掛かりを得たと誘いに来たので一緒にチョコレート製造場へ赴き、彼等が目指すドイツ間諜はマーヴィであることを知った。二人が引き返すと既にマーヴィンはコンスタンチノーブル行列車に乗っていた。アシェンデンは将軍及びエルサと共に同じ列車に乗った。其の列車がスイスを離れてオーストリア領に入った時、イギリス空軍の空爆で列車は粉砕されマーヴィンも将軍も最期を遂げた。幸運にもアシェンデンとエルサは命を完うし、マーヴィンとトルコ軍との連絡を断って大功を樹てた。そして二人は改めて結婚式を挙げて、名実共にアシェンデン夫妻となった。


解説

「三十九夜」「恋のみちくさ」のマデリーン・キャロル、「暗殺者の家」「罪と罰」のペーター・ローレ、イギリス劇壇に名高いジョン・ギールグッド及び「君と踊れば」「巴里で逢った男」のロバート・ヤングが共演する映画で、「三十九夜」「暗殺者の家」のアルフレッド・ヒッチコックが監督に「三十九夜」「武器なき戦ひ」のバーナード・ノウルズが撮影にそれぞれ当たった。W・サマセット・モーム作の小説に取材したキャンベル・ディクスン作の舞台劇を「三十九夜」のチャールズ・ベネットが脚色し、アルマ・レヴィルが台本を執筆したもの。助演者はサイレント時代スターだったパーシー・マーモント、「戦う民族」のリリー・パルマー、チャールズ・カーソン等である。


配給三和商事
制作国イギリス (1935)
ジャンル 


スタッフ

監督
脚本
脚色
原作
原作戯曲
台詞
撮影

キャスト

俳優名役名
マデリーン・キャロル (Madeleine Carroll)Elsa
ペーター・ローレ (Peter Lorre)The General
ジョン・ギールグッド (John Gielgud)Ashenden
ロバート・ヤング (Robert Young)Marvin
パーシー・マーモント (Percy Marmont)Caypor
フィオレンス・カーン (Fiorence Kahn)Mrs. Caypor
チャールズ・カーソン (Charles Carson)R.
リリー・パルマー (Lilli Palmer)Lilli
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