チャタレイ夫人の恋人(1955)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

英国の大炭鉱主クリフォード・チャタレイ卿(レオ・ゲン)は、大戦で重傷をうけた。彼の下半身は永久に麻痺したままである。夫の世話をやく妻コンスタンス(ダニエル・ダリュー)は、夫婦生活を営めぬ夫に、何か満ち足りぬものを感じていた。彼女の姉ヒルダ(ジャニーヌ・クリスパン)は、愛人をつくって空虚を満すことをすすめた。だがコンスタンス《コニー》は耳をかそうともしなかった。人生に対し無関心を装うクリフォードも、自分の家名を相続する息子を望んでいた。「誰れか他の男でもいい。子供を産んでくれないか」この夫の言葉は、コニーの心に微妙な変化を与えた。この頃、新しい森番メラーズ(エレノ・クリザ)が雇われた。彼は変った男だった。戦は彼に人生の味気なさを教えた。帰還後は妻と別れ、一人暮しをする彼には、男性の威厳と自信が満ちあふれている。コニーの心はしだいにメラーズの上に傾むいて行った。身分の差も、激しい情熱は乗り越えて行く。夫の世話を看護婦にまかせたコニーは、森の小屋を訪ねるようになった。彼女は新しい人生の喜びに目覚めた。しかし、コニーは妻として悩んだ。メラーズとの仲や、妻としての立場を考え直してみたい。コニーは姉ヒルダの誘いを受けて、ヴェニスへ旅立った。だがコニーが出発した後で、メラーズの前妻ベルタが戻ってきた。嫉妬にかられたベルダは、コニーとの醜聞を云いふらした。クリフォードはメラーズを解雇し、コニーを呼び戻した。コニーは妊娠していた。子供の父がメラーズと知ったクリフォードは、下賎の子と激怒したが、子供だけは手離そうとはしなかった。彼にとっては、自分の後継者を得ることが、最も大切なことである。コニーはこうした夫に失望した。名誉も身分も、真実の幸福には関係ないことを悟ったコニーは、メラーズの許へ走り、新しい人生の門出をするのだった。


解説

伊藤整の完訳をめぐって起訴問題を起したイギリスの文豪P・H・ローレンスの代表作『チャタレイ夫人の恋人』の初めての映画化。監督は「巴里の気まぐれ娘」のマルク・アレグレで新聞記者出身のガストン・ボヌールとフィリップ・ド・ロトシールが小説を劇化し「うたかたの恋」の作者ジョゼフ・ケッセルとマルク・アレグレが共同脚色した。台詞は、ローレンスの原作よりアレンジしている。撮影は「彩られし幻想曲」のジョルジュ・ペリナール、音楽は「やぶにらみの暴君」のジョゼフ・コスマ。主な出演者は、「赤と黒(1954)」のダニエル・ダリューがチャタレイ夫人に扮し、「白い国境線」のエレノ・クリザ、「哀愁のモンテカルロ」のレオ・ゲンと仏、伊、英の三スターが顔をそろえる。他に「別れの曲」のジャニーヌ・クリスパン、「夫は偽者」のジャン・ミュラー、「間諜都市」のジェラール・セティ等。


配給NCC=ユニオン
制作国フランス (1955)
ジャンル 

1955年12月18日より



スタッフ

監督
劇化
脚色
原作
台詞
製作
撮影
美術
音楽
録音
編集

キャスト

俳優名役名
ダニエル・ダリュー (Danielle Darrieux)Constance
エレノ・クリザ (Erno Crisa)Mellors
レオ・ゲン (Leo Genn)Sir Clifford
ベルテ・ティッソン (Berthe Tissen)Mrs. Bolton
ジャニーヌ・クリスパン (Jeanine Crispin)Hilda
ジャン・ミュラー (Jean Murat)Winter
ジェラール・セティ (Gerard Sety)Michaelis
ジャクリーン・ノエル (Jacqueline Noelle)Bertha
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