可愛い悪魔 いいものあげる

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

石川ゆみは、幼くして両親に相次いで死に別れ、芸者置屋の女将静子に育てられた。十九歳の時に芸者に出たが、その快活な性格と豪快な飲みっぷり、軍歌を歌い、ゴーゴも踊ればフラダンスも踊るという八方破れの御座敷づとめで、現代的な神楽坂芸者として人気を集めていた。中でも金融会社社長の滝田や繊維問屋の社長松崎がゆみのもとに足繁く通い、滝田はゆみの豊満な肉体に惹かれ、静子を通して百万円で水揚げしたいと申しでた。ゆみは豪華なクラブを持つという永年の夢を満たすためにこの話をあっさりと承知し、翌日、恋人の桂一に二度と会わないと宣言して別れた。水揚げも無事にすませ、シャトーのような、クラブの経営という夢に向って歩き始めたゆみのところに、滝田の息子徹也が現われ日本全国を股にかけて土地開発をやっている自分の会社に投資するようにと勧められた。一旦は断ったものの、徹也につれていかれた赤坂のクラブのホステス、ハツ子へのライバル意識から、虎の子の百五十万円を徹也に投資することになってしまった。数日後、新聞で徹也の会社が倒産し、サギの容疑で逮捕されたことを知ったゆみは、血相を変えて警察に駆け込んだがそこには多くの債権者にまじって、やはりだまされてションボリとしたハツ子がいた。落胆したゆみを、父親のような愛情で包んだのは松崎だった。クラブ経営の夢を一日も早く実現させるためにも、松崎の世話になることに決めたゆみは、やがてマンションに移り松崎との新しい生活を始めた。そんなある日、松崎の財産を管理する経理部長の関沢が、松崎の隠し財産を横領するため、ゆみと結託しようと接近してきた。それから間もなく、松崎は交通事故で死亡し、遺産相続の会議が開かれた。関沢の陰謀は功を奏したかに見えたが、ゆみの証言と証拠のテープによって悪事は阻止された。松崎の娘節子はゆみに感謝し、内縁の妻として遺産の三分の一を受けとるようにとすすめるが、ゆみは固辞した。しかし、節子の好意に押し切られたゆみは、クラブ建設の投資という名目で資金を受けることになった。遂に念願の夢の城が実現すると張切るゆみのもとに、改心した徹也、ハツ子、節子が集まった。


解説

「裸でだっこ」に続く渥美マリの主演作品。脚本は「皆殺しのスキャット」の安本莞二と「しびれくらげ」の増村保造。監督は「太陽は見た」の井上芳夫。撮影は「しびれくらげ」の小林節雄がそれぞれ担当。


配給ダイニチ映配
制作国日本 (1970)
ジャンル 

1970年12月25日より



スタッフ

監督
脚本
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
助監督
スチル

キャスト

俳優名役名
渥美マリ石川ゆみ
田村亮 (Ryo Tamura)津村桂一
福田豊土滝田徹也
高橋昌也 (Masaya Takahashi)松崎
高橋惠子節子
山岡久静子
加藤嘉滝田
夏圭子ハツ子
八並映子仲子
真山知子菊千代
清水美沙子りき哉
中吉卓郎関沢
中田勉足立
荒木康夫田村
竹里光子髪結の女
豪健司支配人
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