雑婚時代

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

大東京が夕闇に包まれた頃、チャップリンの映画を見た平田剛が表に出ると、「おじさん!」と呼ぶ声がした。霧の中に一人の少女がたたずんでいる。平田はこうしてマリ子を知った。大女優になりたい−−これが、若鮎のようにピチピチしたマリ子の夢である。家を飛び出した彼女は、芸域をひろくするためには体当りで何でもやるのだといって、平田をびっくりさせた。平田はある電機製品販売会社の専務で、永患いの妻八重子と二人暮らしだが、明るくて大胆なマリ子にすっかり魅了されてしまった。マリ子はこれまでの小劇団を離れ、銀座裏のバー「雑婚時代」の女給になった。常連の新進作家花井にとり入って新劇座のスターになり、「椿姫」の主役をもらった。その夜、花井のアパートに姿を見せたマリ子は、彼の前に肉体を投げ出すのだった。マリ子は新劇座の幹部旗田から演技指導をうけるうち、彼とも関係を結んだ。それによって花井と手を切ろうという、彼女一流のやり方だ。京都で公演中、マリ子は街角で先輩の草柳夏代と会い、彼女のパトロン成宗に紹介された。成宗はセントラル電機の重役で、近く同社がスポンサーになるテレビ番組の主演女優を探しているのだった。マリ子は湖へのドライブで成宗に得意の体当り戦法をかけ、テレビの役をかち取った。いまや彼女は成宗をパトロンにして豪華なアパートに住み満足感を味わった。未練がましく訪ねて来る旗田など歯牙にもかけない。そんなマリ子に、いちぢくプロの諸岡が、大宝映画出演の話を持ちかけた。ある日、マリ子は成宗に会うため料亭へ行くと、意外にも夏代と成宗の妻房子がいた。パトロンを奪われた夏代が房子にけしかけたのだ。マリ子は手切れ金を出す夏代の頬を殴って、憤然と席を立った。パトロンを失ったマリ子の望みは、映画に出ることだけである。諸岡の仲介で知った番堂興行の社長は、サーカスの団長が鞭をふるうのと同じやり方で、マリ子の肉体に襲いかかった。まもなく、映画「私には夫がある」が封切られると、マリ子は有名になった。しかし、彼女は一人の男だけを愛していたことに気がついた。それは、自分を精神的に愛してくれた平田剛である。


解説

江崎誠致の同名小説を「女房学校」の斎藤良輔と、内山順一朗で共同脚色、「夜はいじわる」の田中重雄が監督した。撮影も「夜はいじわる」の高橋通夫。


配給大映
制作国日本 (1961)
ジャンル 

1961年09月27日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
スチル

キャスト

俳優名役名
叶順子友野マリ子
船越英二平田剛
月丘夢路平田八重子
北原義郎宮本信三
川崎敬三美川辰郎
根上淳 (Jun Negami)旗田万二郎
角梨枝子草柳夏代
早川雄三花井清司
須賀不二男番堂久介
仁木多鶴子マダム雪子
杉田康諸岡則彰
夏木章片桐利夫
倉田マユミ婆やキヨ
橋本力大坪孝二
春本富士夫 (Fhujio Harumoto)成宗阿佐夫
新宮信子成宗房子
見明凡太朗 (Bontaro Miake)梅竹社長
三浦友子倉富光子
山口健刑事
網中一郎「雑婚時代」の客
有明マスミ女給光江
須藤恒子ばあやお辰
松村若代近所のおばさん
有原万栖子研究生伊東
藤江津子研究生木村
森一夫研究生斎田
真杉美智子研究生山野
長田健二花屋の店員
隅田一男秋山監督
仲村隆新聞記者太田
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