さくら判官

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

老中筆頭水野越前守の行列に、領主の非道を直訴した肥前島原の百姓たちが捕えられた。島原七万石は、領主松平殿守と奥方が原因不明の病死、嫡男直之介も事故死して現在は将軍家斎三十四番目の子兵部大輔が治めていた。一方、この日奉行所から帰った北町奉行遠山金四郎は、屋敷の前で不思議な虚無僧に出会った。屋敷に入ってみると父景晋が朱に染って倒れている。幸い命はとりとめたが、父は幽霊に斬られたというだけだった。その後、金四郎は書庫で長崎奉行を務めていた頃の父の日誌から、中間茂平次に何事か口どめして暇を出したことを知った。茂平次が今は山谷あたりにいると聞いた金四郎は、そこで難に会っている娘弥生を救ったが、彼の腕に惚れて子分になった五郎吉の案内で粋な女お伴のいる酒場三日月亭へやって来た。やがて、五郎吉たちのおかげで尋ねる茂平次が殺されたことを聞き出した金四郎は不審に思った。茂平次も虚無僧に殺されたというのだ。そんな金四郎の前に虚無僧が現れた。その時助けた弥生がとび出して来た。弥生は虚無僧の妹だったのだ。その夜、川舟の中で弥生から金四郎は彼女が島原藩の兵部大輔の横暴から逃れて来たことを聞いた。芦の陰からそれをうかがう女−−お伴だった。お伴の報せで大目付跡部山城守はあわてた。金四郎に幕府の島原藩に対する謀略を見破られるのをおそれた跡部達は、南町奉行に命じて虚無僧直之介を闇にほうむろうとした。直之介は生きていたのだ。直之介暗殺の役を引受けたのが金四郎の父景晋と茂平次だった。金四郎がそれを知った頃、すでに弥生は兵部大輔の屋敷に捕われ、懐剣で大輔を刺し殺した上自害していた。兵部大輔の死により幕府の謀略は行きづまり、金四郎は父景晋を裁くことになった。私情を入れぬ金四郎の一点の曇りのない裁きに、直之介と景晋はそれぞれの感激からむせび泣くのだった。


解説

陳出達朗原作・別冊読切傑作集連載「右門捕物帖 まぼろし変化」より、「八人目の敵」の直居欽哉が脚色。「赤い影法師」の小沢茂弘が監督した娯楽時代劇。撮影は「右門捕物帖 卍蜘蛛」の伊藤武夫。


配給東映
制作国日本 (1962)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1962年02月28日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
片岡千恵蔵遠山金四郎
二代目水谷八重子 (Yaeko Mizutani)お伴
北条喜久弥生
薄田研二遠山景晋
柳永二郎水野越前守忠邦
明石潮久世大和守
高松錦之助内藤紀伊守
山形勲跡部山城守
村居京之輔本庄伊勢守
那須伸太朗堀田摂津守
品川隆二柘植三十郎
林彰太郎松平兵部大輔
水野浩真木沢将監
堀正夫並川修理
伊藤雄之助五郎吉
尾形伸之介丑松
加藤浩虎次
香月涼二熊吉
吉田義夫藤兵衛
三原有美子お美代
東龍子お景
源八郎小森源之進
野村鬼笑宗庵
汐路章 (Akira Shioji)茂平次
矢奈木邦二郎茂平次の父
泉春子茂平次の母
松風利栄子おふみ
藤川弘三日月亭の亭主
疋田圀男三下やくざ
鶴田浩二 (Koji Tsuruta)松平直之介
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