地獄(1979)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

孤児院で育ったレーサーの水沼アキは、事故を起こして休養の旅の途中、生形幸男と知り合い、彼の生家、生形村を訪れる。そこにあった「金輪を回し、止まれば極楽、逆に戻れば地獄」と言い伝えのある笠卒塔婆に指をふれると、金輪は物凄い速度で逆回転をして地鳴りが起こった。足元が崩れ、そこに地獄が現われた。失神したアキの目に映じたものは、呪われたアキの出生の秘密と姦通の罪で地獄にのたうつ母の姿だった。この村はアキの生まれ故郷。アキは生形竜造と、弟雲平の嫁ミホとの間に生まれた不義の娘。竜造とミホは雲平に殺され、アキは竜造の妻シマによって孤児院に送られたのだ。竜造とシマの間には松男と幸男の二人の兄弟がいた。暫くして、失神したアキを見つけて介抱していた幸男の兄松男は彼女を抱いてしまう。アキの出現で平穏を保ってきた生形家に亀裂が生じた。亡き妻ミホの面影を求めて執拗に迫る雲平、アキの豊満な肉体が忘れられない松男。シマはアキがミホの娘と知ると、村人を使って強姦させようとするが、間違って養女の久美が犯されてしまう。そして腹違いの兄妹と知りつつ愛しあう幸男とアキ。「妹ひとりを地獄に行かせて、俺だけ逃げるわけにはいかない」アキと幸男は最も罪深い近親相姦に、最も至純な愛のかたちを見いだしたのだ。久美は焼身自殺をとげ、雲平はアキの引く三味線の音に誘われるまま崖から転落死し、シマは土牢の中でミイラとなった竜造の頭を胸に抱き、舌をかみきって死ぬ。20年前のミホと竜造と同じ崖道を進むアキと幸男。二人を追う松男と村人達。その時、頭上の岩が落下して松男達を襲った。山小屋で兄妹は抱きあう。そして山小屋が湖へ落ちていった。湖をどこまでも沈んでいくと、やがて闇が少しづつ晴れ、三途の川が広がってきた。阿鼻叫喚の地獄をめぐるアキ。そこにはシマ、久美、村人達、竜造と雲平、幸男と松男がいる。ついにアキは獣と化したミホと対面した。「母さん!」アキは叫ぶが母には我子の判別もつかない。母に声をかけた報いに、アキは足元から樹の幹に変っていった。そしてミホは桜の木になったアキに体当りをはじめた。ギシッと樹の幹が真二つに折れると玉のような赤子が産声をあげた。柔らかな朝の光のそそぐなか、その赤子は生を歓喜するように泣いていた。


解説

姦通の罪によって地獄に落ちた母を追って、近親相姦の罪を犯して地獄に落ちる一人の女を描く。脚本は「禁じられた体験」の田中陽造、監督は「赫い髪の女」の神代辰巳、撮影は「沖縄10年戦争」の赤塚滋がそれぞれ担当。


配給東映
制作国日本 (1979)
ジャンル 

1979年06月03日より



スタッフ

監督
操演
特撮監督
脚本
企画
撮影
美術
音楽
主題曲
録音
照明
編集
助監督
スチル
特殊効果

キャスト

俳優名役名
原田美枝子 (Mieko Harada)水沼アキ
原田美枝子 (Mieko Harada)生形ミホ
岸田今日子 (Kyoko Kishida)生形シマ
石橋蓮司 (Renji Ishibashi)生形松男
林隆三 (Ryuzo Hayashi)生形幸男
栗田ひろみ生形久美
西田健生形竜造
田中邦衛 (Kunie Tanaka)生形雲平
加藤嘉山尾治
稲野和子浪江
岡島艶子
広瀬義宣赤塚作次
笹木俊志谷地登
志茂山高也福田正一
細川純一名和太
福本清三 (Seizo Fukumoto)メカニック
木谷邦臣トレーナー
高谷瞬二車掌
友金敏雄アナウンス
佐藤友美尼僧
和歌林三津江老女
丸平峰子中年女
有島淳平村人A
小峰隆司村人B
畑中伶一村人C
波多野博村人D
藤沢徹夫村人E
泉好太郎村人F
藤本英之松男の少年時代
上田孝則幸男の少年時代
浜村純懸衣翁
毛利菊枝懸衣嫗
金子信雄 (Nobuo Kaneko)閻魔大王
天本英世茶吉尼天
大前均鬼1
原田力鬼2
マンモス鈴木鬼3
大位山勝三鬼4
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