風の慕情

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

長谷由布子は一年ほど交際した大森源吉から求婚された。胸のときめくような興奮も感激もなかった。由布子にはオーストラリアに血を分けた実の姉がいた。しかし、時折り文通があるだけで、顔も知らない姉だった。由布子は一生の大事をきめる前に姉に会おうと思った。しかし、シドニー空港には頼る姉の姿はなく、さすがに心細くなった由布子を慰め勇気づけてくれたのは留学生くずれの西条直紀だった。彼の心遣いは次第に由布子の警戒心を解き、姉の消息探究と観光の日程が交錯する毎日が始った。そのころ旅中隣席だった商社マン郷田が由布子の前に現われ、姉の手紙の代筆者が直紀であること、直紀こそ姉の消息についての謎を握る男であり、これ以上直紀と行動をともにするのは危険だと忠告した。しかし、由布子の気持は直紀に強く動いており直紀に愛を求めたが、なぜか直紀はそれをうけ入れなかった。由布子は傷ついた。豪華なナイトクラブでの直紀との最後の晩餐、その時、由布子は美しい貴婦人然とした日本の女性を見た。彼女の名はゆき。直紀のかつての愛人であり、由布子の姉なのだ。この姉は、はるばる訪ねてきた妹にも会えぬ境遇に絶望していた。直紀はゆきを今でも愛していたが、そのうえ、妹の由布子まで好きになってしまっていた。由布子は再びゆきに会った。さりげない会話を交しながら、由布子は心の中で“もしや姉では”と叫んでいた。この日ゆきが失踪した。ギャングのボスの手が八方にゆきを追った。ゆきはマニラに行ったと直感した直紀は由布子とともにあとを追った。警察から水死体発見の知らせがあった。悲しい予感が的中した。ひとにぎりの愛さえ知らずに死んだ姉。由布子は夕陽が真紅に染めるマニラ湾に向って花束を投げながら、耐えていた悲しみが憤き上げてくるのを感じた。


解説

オーストラリア、マニラにロケしたエキゾチズムあふれるサスペンス・ラブロマン。脚本は橋田寿賀子のオリジナル、監督は「わが恋わが歌」の中村登。撮影は「東京←→パリ 青春の条件」の竹村博が担当。


配給松竹
制作国日本 (1970)
ジャンル 

1970年07月01日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
吉永小百合 (Sayuri Yoshinaga)長谷由布子
石坂浩二 (Koji Ishikawa)西条直紀
香山美子 (Kayama Yoshiko)長谷ゆき
森次晃嗣郷田実
入川保則大森源吉
尾崎奈々八田則子
渚まゆみ木村初子
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