追跡(1961)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

山口県警本部の岩佐刑事が突然辞職した理由を知っているのは、部内でも数人に過ぎない。五年前、あるホテルで殺人事件が起きた。岩佐が捜査すると目撃者がいたが、意外にもそれは新婚旅行に出たばかりの、岩佐の妹昌子と夫の望月だった。二人は犯人から「密告するとバラす」と脅迫され、恐怖におののいていたが、岩佐が説得して証言させ、首尾よく志田と浅見を逮捕した。だが、それ以来、昌子がおびえているのを見るにつけ、志田はお礼参りするかも知れないと、岩佐は心を痛めた。志田の出獄が決まるや、岩佐は辞職願いを出して妹夫婦を護るため、徳山市の公団アパートに行った。県警本部でも数名の刑事を配置して志田の復讐を警戒していたが、電気器具店の店員に変装した浅見一味に昌子は射殺され、望月は重傷を負った。ジープで犯人を追った岩佐は一味の宮坂を捕え、彼らがトラック部隊と呼ばれる犯罪グループだと知った。志田らが萩市の山に潜入したという情報に岩佐は事件記者岸本と同地に急行、一味の鍋山を逮捕した。その鍋山は五年前の殺人事件について意外な事実を自供した。被害者が持っていたはずの六千万円が現場から紛失したというのだ。襲った志田も浅見も奪っていない。二人の逃走直後、望月が盗んだのにちがいない。だから浅見たちが望月を襲ったのである。そこで岩佐が望月を調べると、現場に残っていた五万円だけ拾ったと白状した。つまり、望月の前に誰かが盗んだのだった。懸命の捜査も空しく、幾日かが過ぎ、岩佐は黙々と射撃の練習に没頭した。生れてはじめての激しい怒りと憎しみが彼の心を炎と燃えていた。たった、一人の妹、それも厭がる妹に無理に説得して証言させたことが、妹を殺す結果になってしまったのだ。犯人は絶対俺の手で挙げてみせる。岩佐は復讐の鬼と化していた。そんなある日、知り合いの檀カメラマンがくれた宇部炭鉱の風景写真の中に、犯人の一人、和夫の姿を見て岩佐は岸本と宇部に向った。和田の自供で六千万円の行方が判った。実は志田に命じられて現場にひそんでいた和夫が奪ったのだ。志田は浅見や警察の眼を欺くため、わざと望月夫婦を襲ったのだ。志田と浅見が秋芳洞で仲間割れしたとき、警官隊が包囲し、地獄台に逃れた浅見を、復讐の鬼と化した岩佐が死闘のすえ、射ち倒した。


解説

「七人の挑戦者」の熊井啓の脚本を「有難や節 あゝ有難や有難や」の西河克己が監督したサスペンス・ドラマ。撮影は「拳銃横丁」の岩佐一泉。


配給日活
制作国日本 (1961)
ジャンル 

1961年09月10日より



スタッフ

監督
脚本
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
二谷英明 (Hideaki Nitani)岩佐忍
小高雄二檀捷夫
郷英治岸本昭造
井上昭文真壁剛
木浦佑三望月達郎
岩崎加根子望月昌子
浜田寅彦志田
内田良平浅見
杉山俊夫和夫
滝恵一遠山
深江章喜宮坂
高品格篠田
江幡高志鍋山
松原智恵子 (Matsubara Chieko)杉子
松尾嘉代伸子
野呂圭介三井カメラマン
松下達夫大山支社長
木島一郎デスク須山
露木護中村記者
花村典昌下条記者
高野誠二郎記者A
久遠利三記者B
河瀬正敏記者C
明石淳一記者D
山口吉弘太田刑事
阪井幸一朗吉野刑事
古田祥刑事A
村上和也刑事B
鹿島貞夫刑事C
小泉郁之助捜査一課長
二木草之助殺される三国人
市原久照ホテルのマネージャー
千代侑子ドヤ街の女A
金井克予 ドヤ街の女B
鈴木俊子ドヤ街の女C
高緒弘志パトカーの警官
福田文子保育園の女先生
榎木兵衛 (Hyoe Enoki)野本
佐川明子野本の若い妻
鈴木大介村人
衣笠力矢猟師
星ナオミキャバレーの女・ローズ
椎名伸枝キャバレーの女・マリー
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