月影忍法帖 二十一の眼

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

八代将軍吉宗の時世、江戸は相つぐ放火事件で、騒乱と恐怖の町と化していた。吉宗は将軍の座を紀州家に奪われた尾張大納言家の策謀であると睨んだが、確証はつかめなかった。そこで吉宗は新兵衛を使わし、密かに尾張の江戸屋敷を探るよう命じた。新兵衛の姉楓は尾張藩家老伊集院頼母の腰元として、身辺を探ったが、不審の気配は見られなかった。新兵衛も豪商に化け藩士をさぐったが、やはり何もつかめなかった。藩士と別れた後、新兵衛は数人の忍者に奇襲された。彼等こそ江戸を乱す真犯人であり、隻眼の首領竜斎の率いる甲賀十一忍衆であった。“二十一の眼”をあやつる人物は、頼母以外にないと思われた。しかし頼母はあいかわらず公儀へ忠誠を示していた。その間も江戸の火事は続き、囚人、容疑者は千人を越えた。楓から「月落ち鴉啼いて霜天に満つ」という甲賀の隠語を聞き出した。それが“囚人の脱走”を意味するものであると解いた時、すでに甲賀が率いる囚人の群れは暴徒となって江戸市中に流れ込んだ。今一度江戸に騒乱が起れば将軍職の座がゆらぐ、吉宗は将軍の名において、尾張との激突はさけられまいと決意した。その夜船遊びの頼母の船に近づいてきた新兵衛の船は、甲賀忍者に襲撃された。命からがらで逃げて来た新兵衛は、頼母暗殺を最後の手段として吉宗に進言した。この頃頼母邸は東照宮焼打を機に、将軍家をくつがえそうとしていた。楓も単身頼母に近づき刺そうとして悲壮な最後を遂げた。新兵衛一派と頼母を守る甲賀忍者との死闘は繰り展げられた。国表からの書状をもって現れた弥九郎の鋭い抜き打ちで形勢は逆転し、頼母は自害し果てた。新兵衛は見事忍者の使命を果したのだった。


解説

山田風太郎原作“忍者月影抄”より、「雲の剣風の剣」の結束信二と「霧の港の赤い花」の森田新が共同で脚色、「江戸忍法帖 七つの影」の倉田準二が監督した忍者もの。撮影は「おれは侍だ 命を賭ける三人」の伊藤武夫。


配給東映
制作国日本 (1963)
ジャンル 

1963年12月15日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
松方弘樹 (Hiroki Matsukata)檀新兵衛
里見浩太朗 (Kotaro Satomi)徳川吉宗
近衛十四郎伊集院頼母
中谷一郎 (Ichiro Nakaya)寺西弥九郎
北条きく子
三島ゆり子お縫
小堀明男松平左近将監
村居京之輔坂井隼人正
藤川弘太田内膳正
神木真寿雄秋月
唐沢民賢奥田
大里健太郎浅野
大山洋一城ケ崎
春川純伊奈
木谷邦臣山屋
矢奈木邦二郎大山源兵衛
河村満和相良格左衛門
南方英二三田村兵馬
清村耕次三次
有馬宏治伊藤勘左衛門
植村謙二郎竜斎
大邦一公嘉門
団徳麿伯典
滝恵一梵天丸
智村清十太夫
五里兵太郎左司馬
伊藤克郎魔次郎
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