九尾の狐と飛丸

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

昔々、都を遠く離れた那須の里に、飛丸と玉藻が兄妹のように仲良く暮していた。不運が襲ったのは、二人が十七歳を迎えた春だった。不吉な嵐にまき込まれた玉藻は地獄谷に迷い込み、そこで魔王に呪われた。その時から玉藻は魔王の命令に背くことが出来なくなってしまった。ちょうどその頃、那須に狩にやって来た左大臣忠長に認められて、玉藻は京にのぼり忠長の館に身を置くことになった。京に妖しい事件が続き、災害が起ったのはそれからだった。大火、旱魃で都人や百姓は困窮してしまった。この原因が玉藻の魔性にあると見抜いたのは、陰陽の博士安部泰成だった。泰成は加茂の川原で懸命に雨乞いをしたが、何の変化も起らなかった。代って玉藻が祈祷台に立つと、たちまち救いの雨が落ちてきた。飛丸は玉藻の不思議な力を信じられなかった。飛丸はその夜、忠長の館に忍込み玉藻を那須へ連れ戻そうとしたが、災難を恐れる玉藻は、慕情を抑えて飛丸から身を引くのだった。玉藻が飛丸と暮そうと思えば魔王の命令を果すより方法はなかった。魔王は日本中の仏像を鋳つぶして黄金の巨像を造れと命令した。一方飛丸は、東大寺の高僧白雲を訪ね、不動明王を彫った鉾こそ魔王に勝てる唯一の手段と知った。やがて軍兵たちが大仏を焼払いに東大寺を襲った。その後から飛丸が探し求めていた鉾がでてきた。魔の巨像が完成した。飛丸は玉藻を魔王から取戻そうと巨像に挑んだ。その瞬間、風が起り火焔がほとばしり巨像が動きだした。飛丸は巨像の首をめがけて鉾を投げつけた。鉾は見事に胸に突き刺さり、巨像は崩れ落ちた。だが、その瞬間、玉藻の姿も消えてしまった。世に平和が戻った。しかし、魔王の命令を果せなかった玉藻は、岩にされてしまった。悲嘆に暮れる飛丸は、変り果てた玉藻のそばを動こうとしなかった。


解説

岡本綺堂の『玉藻の前』を「怪獣王子」の吉岡道夫が脚色し、八木晋一が演出した長編動画。撮影監督には岸本政由があたった。


配給大映
制作国日本 (1968)
ジャンル 

1968年10月19日より



スタッフ

演出
構成
脚色
原作
製作
作画監督
撮影
美術
音楽
録音

キャスト

俳優名役名
東恵美子玉藻
内山影夫飛丸
小沢忠臣忠長
大塚国夫頼道
溝井哲夫高虎
森塚敏泰成
成瀬昌彦佐平治
平田守鎮西
中台祥浩魔王
中田浩二ナレーター
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