化身(1962)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

梵仙は比叡山の延暦寺の門前で拾われた捨子だが、座主に育てられ、今では坂本の末寺泰門庵の庵主を勤めている。僧侶らしくない魅力を持つ美青年だ。春の彼岸会梵仙は師と共に大阪の尼寺延寿院へ客僧として招かれた。一緒に街を歩いた尼僧舜海は、彼の魔性にさからえず、唇を許した。それを見て、不良たちが二人を恐喝したが、梵仙の啖呵と腕ッ節は、彼らを撃退した。その夜、舜海は梵仙にすべてを与えた。また梵仙の美貌は、祇園の芸妓たちの間でも評判で、文弥、紋弥の姉妹は三年越しの思いを燃やしていた。ある日、梵仙は紋弥と宇治へ遠出して彼女と枕をかわしたが、翌朝、彼の姿の見えないのを知った紋弥は恥かしさのあまり顔見知りの舜海を訪ね、尼になりたいと訴えた。文弥は紋弥の失踪を案じて梵仙を訪ねたが、本心は彼に会いたい一途からだ。しかし、梵仙が抱きよせようとすると、さすがに紋弥に気兼ねした文弥は彼の抱擁を逃がれるのだった。その後、梵仙は東京から写生にきた女子画学生阿井子の新鮮な魅力に心をひかれた。そして京情緒を味わいたいという阿井子を伴って祇園の文弥を訪ねた。阿井子はその宴席での梵仙の狂態に驚いたが、それはいつしか思慕の情に変った。そんな二人に文弥は嫉妬を感じないではいられない。文弥の旦那西村屋伊兵衛は変態性格で、文弥の梵仙への恋情を口実に、彼女の肉体を責めさいなむのだった。数日後、梵仙は紀南海岸で阿井子と会い、二人はたわむれもつれた。京都へ帰った梵仙は文弥を明石に連れ出した。延寿院に身をよせていた紋弥は恋の煩悩に苦しんだ末、尼僧になる決意を固めたが、舜海は反対に還俗を願い出た。一方、梵仙を忘れかねた阿井子が泰門庵を訪ねた折も折、西村屋の頼みで吉沢一家が梵仙を襲った。梵仙は師の阿闍利に下山を願い出た。尼となった紋弥に泰門庵を預け、西村屋に監禁された文弥を救うべく、彼は八瀬に向かった。命をかけた奮闘で梵仙は文弥を救い出した。東京行きの列車に身を投じた彼を車内で待っていたのは阿井子であった。


解説

今東光原作・週刊サンケイ連載の同名小説を、「釈迦」の八尋不二が脚色。「新源氏物語」の森一生が監督した愛欲篇。撮影もコンビの本多省三。


配給大映
制作国日本 (1962)
ジャンル 

1962年01月14日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
勝新太郎 (Shintaro Katsu)梵仙
中村玉緒 (Nakamura Tamao)文弥
万里昌代紋弥
江波杏子 (Enami Kyoko)阿井子
中田康子舜海
富士川博子小桃
井上明子ぼたん
毛利郁子かよ
薄操金太
橘公子お貞
瀧花久子舜妙
小林重四郎吉沢文次郎
杉山昌三九鬼島
深見泰三西村屋伊兵衛
荒木忍阿闍梨
芝田総二そばやの親爺
志賀明五郎
沖時男羅生門の常
愛原光一
西岡弘善サブ
丸凡太物売り
千石泰三
井手野憲治
松岡良樹
布目真爾半田
谷口昇御蔵跡の稔
日高晤郎 (Goro Hidaka)源次
安川洋一石川
淡波圭子延寿院の尼僧
里見弥生文弥の家の小女
小林加奈枝婆や
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