源氏九郎颯爽記 秘剣揚羽の蝶

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

宮中御歌所寄人従三位中ノ冷泉卿息女冴姫は、家宝古今伝授天地人の三巻と共に、若年寄高見沢内匠頭が老中への出世の足がかりに利用され、将軍家の側女に召し出されるため、京から江戸へ向うが、内匠頭と気脈を通じる豪商佐渡屋は、鉄の義手の剣客左源太と半次・お仙の掏摸コンビに命じて、巻物三巻をうまく盗ませたが忽ち白衣の美剣士、源氏九郎によって、天の巻と人の巻を奪い返されてしまう。九郎は姫の本陣に忍び込み、二巻を姫に返すが、姫が特に必要とするのは人の巻から抜きとられている軸であることを知り、姫が大奥に上がる十日夜までにこれを届けることを約す。舞台はこうして江戸へ。ここに源氏九郎あるところ、必ず出没する“初音の鼓”と呼ばれる道中やくざがいる。初音の鼓と左源太、源氏九郎の巻物をめぐっての三つ巴戦は、江戸に持ち込まれた。そして源氏は左源太から残る地の巻も奪い返し、いまは高見沢邸にいる冴姫の寝所に忍んで、これを手渡した。驚いたことに、この巻物は高見沢の失脚をはかる佐渡屋の企みによるニセモノだったが、軸だけは本モノで、中味は麻薬なのであった。貧乏公卿の父を持つばかりに、将軍の側女に売られて行く口惜しさに、この麻薬と今はお仙の手中にある人の巻の軸中の薬を合わせ、夜伽に召された際、将軍を殺し自分も死のうと心に決めていた冴姫であった。ところで、初音の鼓はお仙から人の巻を盗み、高見沢の本陣に乗り込んで、高見沢や佐渡屋の不正を、二人の眼の前であばき立てた。高見沢と佐渡屋は、南町奉行遠山金四郎の動きなどからも身の危険を感じ、まず左源太ら剣士を源氏九郎に差し向けるが失敗に終る。その夜、左源太とお仙を斬った初音の鼓が冴姫の寝所に現われ、源氏九郎からの頼みだとして人の巻の軸を届けた。源氏九郎と鼓は同一人物だった。さて、事件は大詰に近づいた。鼓の姿にやつした源氏の口から、奉行遠山金四郎は高見沢および公儀内部の汚職の真相を知ったのだ。冴姫の道中奉行をつとめ、左源太の魔剣に倒れた目付須藤弥左衛門が、その娘八重にあてた手紙を源氏に托したのだが、その内容がすべてを知る鍵となったのだ。遠山奉行の決断、源氏九郎の揚羽の蝶の秘剣の冴えで悪の一味は粉砕された。


解説

週刊平凡連載、柴田錬三郎の原作を、「反逆児(1961)」の伊藤大輔が脚色・監督した時代劇アクション。撮影は「権九郎旅日記(1961)」の松井鴻。


配給東映
制作国日本 (1962)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1962年03月07日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
萬屋錦之介 (Kinnosuke Yorozuya)源氏九郎
萬屋錦之介 (Kinnosuke Yorozuya)初音の鼓
大川恵子冴姫
長谷川裕見子お仙
多々良純蝙蝠の半次
北沢典子喜乃
丹波哲郎 (Tetsuro Tanba)遠山金四郎景元
戸上城太郎左源太
石黒達也高見沢内匠頭
阿部九洲男佐渡屋勘右衛門
香川良介須藤弥左衛門
桜町弘子 (Hiroko Sakuramachi)八重
霧島八千代お紺
田中春男鐚の市
紫ひづるお鶴
国一太郎木偶十
吉田義夫鋳掛松
中村錦司唐人飴屋の九官
松風利栄子お辻
久我恵子お君
中村時之介柳左門
東龍子万木
高橋漣小枝
尾形伸之介加地
神木真寿雄佐賀
長島隆一飯田
瀬川路三郎虎吉
伊東亮英十三
香住佐久良夫人足
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