あの空の果てに星はまたたく

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

三郎と早苗は、瀬戸内海の佐柳島から多度津の高校へ毎日巡航船で通っていた。ある日、この島は暴風雨に見舞われ、三郎の父の船は海にのまれ、早苗の家でもせっかく丹精した畑を流されてしまった。船を失い借金を背負った家のために、三郎は大阪へ出稼ぎに行くことになった。一方、早苗の兄義夫も、食えない島にいるよりもと、父や恋人君枝の反対を押し切って神戸へ出た。そのショックから父は脳溢血で倒れ身体の自由を失ってしまった。その日から早苗は高校を中退し、父がやっていた郵便の集配の仕事をして家計を支えることになった。そして一年、突然義夫の病気の知らせが早苗のところへ舞い込んだ。義夫は肺をやられていた。兄のため神戸へ出た早苗はついでに大阪の三郎を尋ねた。だが、キャバレーで働く三郎はすっかり人が変り、早苗はみじめな思いで別れるのだった。そしてまた一年、君枝もまじえた早苗の同級生たちはそろって卒業した。だが、喜びの君枝を訪れたのは義夫の死を報せる電報だった。義夫は神戸で若い女と同棲していた。その女道江との間には、すでに子供が生まれていた。早苗の父岩吉は、道江の将来を考え、子供を引きとって立派に育てることを約束するのだった。一方、この島に希望を失った君枝は、大阪へ去っていった。それと入れ違うように、ひょっこり三郎が島へ帰って来た。彼は二人の刑事に追われていた。大阪でヤクザ仲間に入っていた彼は、足を洗おうとしたためにリンチを受けた。そのとき、相手をナイフで刺してしまったのだ。捕まる前に君に逢いたかった、と言う三郎。二人は激しく抱き合うのだった。二人はサンパンで島の裏側の絶壁に逃れた。自首するように必死に説き伏せた早苗は、サンパンの櫓を闇の波間に投げ捨てた。夜明けまで潮の流れに漂っていた二人のサンパンは、やがて警察船に保護された。三郎の刑は二年ですむことになった。その時まで必ず待つことを約束する早苗。自転車に乗って働く早苗の顔は明るかった。


解説

「黒蜥蜴(1962)」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを「わが生涯は火の如く」の関川秀雄が監督した青春ドラマ。撮影は「最初が肝心」の山沢義一。


配給東映
制作国日本 (1962)
ジャンル 

1962年05月20日より



スタッフ

監督
脚本
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチール

キャスト

俳優名役名
丘さとみ堀本早苗
山形勲堀本岩吉
千葉真一 (Sonny Chiba)堀本義夫
水木襄山口三郎
山村聡 (Soh Yamamura)山口小次郎
不忍郷子山口時子
上津原鮎子山口芳子
水上竜子宮川君枝
中原ひとみ増田春代
五月藤江増田トシ
安城百合子森重良子
新井茂子谷本千鳥
石島房太郎谷本浩蔵
志村喬お巡りさん
藤里まゆみ谷本咲子
明石潮栗原局長
北沢典子義夫の妻道江
中山昭二刑事A
菅沼正刑事B
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