剣に賭ける

上映スケジュールはコチラ!

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

剣に憑かれた青年千葉周作は、殺人鬼の腕に抱かれた赤子の命を犠牲にしても己が剣の修練のみを考えていた。江戸に出た周作は剣聖、浅利又七郎の道場に入った。高柳又四郎の音無しの構えにうちのめされた周作は、凄じい剣への執念を燃やして精進した。彼の腕はめきめきと上り、そしていつか浅利の娘千夜と心を通い合わせるのだった。だがある夜、千夜に横恋慕する寺田兵馬をやむなく斬ったことから、周作は道場を去ることになった。“剣は心だ、心を持って心を斬る”と浅利はさとしたが、周作の耳にその言葉は入らなかった。剣の道を求めて諸国をさまよう周作の耳にかつてその幼い命を失わした赤ん坊の泣き声がつきまとった。その頃、浅利道場を訪れた兵馬の兄、寺田七郎太は高柳又四郎と立合い、その音無しの構えを破った。さすらいのはて、とある漁村に来た周作は、断崖の上に赤ン坊を抱いて哄笑する狂女を見た。何もかもいつかの時と同じだった。周作の計略が図に当って赤子は無事に救い出された。会心の笑みをうかべる周作には、人の心を包む温かさが感じられた。江戸に戻った周作に、待ち受けていた七郎太はすぐさま果し状を送って来た。時は明け方、場所は薄の繁る千丈原。現われた七郎太の背は陽光を背負って周作の眼を射た。七郎太の策を悟った周作は脱兎の如く走って場所を変え、十数間を距てて相対峙した。両者の手に同時に白刃がひらめき、疾風の如く駆け寄った二人は剣を振り下した。一瞬後、立ちつくす周作の面上には喜びも悲しみもなく、ただ、虚しさに似た超越の境地に澄み切っていた。


解説

「鉄砲安の生涯」の八尋不二と「ソーラン渡り鳥」の浅井昭三郎が共同で脚本を執筆、「裁かれる越前守」の田中徳三が監督した剣豪もの。撮影は「婦系図」の武田千吉郎。


配給大映
制作国日本 (1962)
ジャンル 

1962年09月16日より



スタッフ

監督
脚本
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
市川雷蔵 (Raizo Ichikawa)千葉周作
高千穂ひづる千夜
高野通子お鈴
万里昌代お染
天知茂寺田七郎太
友田輝寺田兵馬
加藤嘉了海和尚
石黒達也浅利又七郎
上田吉二郎月山坊徹厳
浜村純高柳又四郎
水原浩一平助
寺島雄作刀屋惣助
伊達三郎 (Saburo Date)森下義太郎
玉置一恵風林坊惟然
林寛善兵樹
橋本力大雲坊忍剣
嵐三右衛門海坊主道満
沖時男白井享
春日清岩介
藤川準山狩りの猟師
志賀明猟師二
井上武夫若い父親
大杉潤猟師一
山岡鋭二郎男衆
木村玄大林挽平
辻村博子おしげ
谷口和子若い母親
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック