末は博士か大臣か

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

良き時代明治の末期、高松中学の五年生、菊池寛と綾部健太郎は、学問では菊池が出来、将棋は綾部が一枚上、腕白ぶりは甲乙なしという親友である。小説家志望の菊池は高校、大学と進みたかったが、家の貧乏がそれを許さず、やむなく高師へ入る、綾部は五高に入学、互に奮闘を誓って別れた。上京した菊池は高師を退学して一高に入学。ここで彼は芥川竜之助久米正雄らを識り、彼らと共に夏目漱石を訪れた菊池の心には文学への情熱が更に湧き上ってくるのだった。図書館へ行く電車賃にさえ不自由しながらも、菊池は猛烈に勉強する。ある日友人青木から頼まれて質入れした本が、学校の図書館から盗んだものであることから菊池に疑いがかかる。教育者の息子としての青木の立場を考えた菊池は退学を決意した。大学検定試験を経て京都帝大に入った菊池は綾部と再会した。綾部の下宿先佐藤邸の咲子夫人の理解で二人は一緒に勉学にいそしめるようになった。一方芥川は、「鼻」を発表して一躍文壇の寵児となっていたが、菊池の書くものは誰にも認められなかった。大学卒業後菊池は上京して新聞記者となり、妻包子を迎えた無名作家として、辛酸をなめながらも菊池は創作に没頭した。歌舞伎に不満を持ち真のリアリズムドラマを、という菊池の考えを聞いた綾部は、その劇の上演に奔走した。その頃「無名作家の日記」が滝田樗蔭に認められて原稿料を手にした菊池は綾部の所に駈けつけた。大正九年十月、綾部の努力が実を結び、「父帰る」が初演された。どよめくような歓声の起ったその席に芥川久米などの顔も見えていた。


解説

「八月生れの女」の船橋和郎が執筆したオリジナルシナリオを川口松太郎が潤色、「停年退職」の島耕二が監督した文芸もの。撮影は、「視界ゼロの脱出」の渡辺公夫。劇中劇「父帰る」に花布辰男、耕田久鯉子などが出演。


配給大映
制作国日本 (1963)
ジャンル 

1963年09月21日より



スタッフ

監督
脚本
脚色
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
スチル

キャスト

俳優名役名
フランキー堺 (Franky Sakai)菊池寛
丸山修父武脩
町田博子母カツ
藤村志保 (Fujimura Shiho)妻包子
船越英二綾部健太郎
大山健二殿村校長
高村栄二増田教頭
仲谷昇芥川竜之介
早川雄三久米正雄
杉田康成瀬
片山明彦青木
石黒三郎小島政二郎
北原義郎夏目漱石
谷謙一滝田樗蔭
高松英郎 (Hideo Takamatsu)千葉亀雄
河原侃二長与博士
仲村隆小山
横山明森岡
南部彰三佐藤小太郎
轟夕起子佐藤咲子
小山内淳大沼教官
伊達正下足番の爺さん
南方伸夫質屋の主人
高見貫おでん屋の親爺
松村若代露天の小母さん
岡崎夏子タバコ屋の主婦
小杉光史郵便配達夫
酒井三郎図書館の係員
市川容之助左団次
浜世津子掬模の女
竹里光子お茶子
潮万太郎春吉
橘喜久子春吉の女房
中田勉写真屋
山中雄司夏目邸の書生
松山新一木村
大庭健次朗山口
長田健二他社の記者
小笠原まり子およし
若月笙子およみ
吉見明子おたね
大西恭子お千代
平井岐代子芸者梅奴
高山京子芸者ふみ香
富田邦子芸者雪江
佐藤八郎寮務委員A
荒木康夫寮務委員B
根上淳 (Jun Negami)市川猿之助
見明凡太朗 (Bontaro Miake)大谷竹次郎
飛田喜佐夫小林雄吉
青山良彦高松中学生徒A
三夏伸高松中学生徒B
花布辰男
耕田久鯉子
根上淳 (Jun Negami)
倉石功
渚まゆみ
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