妖僧

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

厳しい山嶽仏教の修業に百人のうちで唯一人堪えた、行道は、恐るべき魔力を秘めた法力を獲得した。山を下りた行道はその法力を駆使して、病人を治し、やがて、その噂は宮廷に迄およんだ。類まれな美貌の女帝が幼時から不自由であった御足が、とみに悪化してきたというのだ。ひそかに招かれた行道は如意輪の秘法をもって遂に御足の痛みを取り去った。喜びの女帝は行道を重宝にし、忌憚のない言葉に耳を傾けた。政権を欲しいままにする太政大臣・藤原良勝に反感を抱く左大臣・藤原清川、右大臣・藤原光成、大蔵卿犬養らは、行道の勢力に力を得、良勝が金銭を私している事を行道に告げた。この事実を知った良勝は、女帝の耳に達するのを恐れ、行道に刺客をさしむけた。しかし行道の恐るべき法力は、体を貫く刃に一滴の血も流さなかった。追いつめられた良勝は、かねてから不平をかこつ市原の皇子と語らい反逆の兵を挙げた。法術で事を知った行道は、女帝を守るために永久に留まろうと決意、頭を剃り、見違えるような美僧の姿となり名を道鏡と改めた。道鏡の魔力と朝廷側の反撃が功を奏し、良勝の軍は敗走した。女帝の信任をあつくした道鏡は、権力に近づき、女人を愛し、僧の戒律を破った苦悩に悩みつづけた。新に大政大臣に藤原清川が、大政大臣禅師に道鏡が任じられた。女帝の愛寵を深くした道鏡は、天皇の位と同等の法王の位を与えられた。嫉妬に狂った清川は秘かに道鏡を狙った。折も折、女帝は病に犯され必死に如意輪の秘法を念じる道鏡の法力もむなしく、女帝は絶命した。なきながらにとりすがる道鏡の背後から、清川の放った刺客が襲った。かつては、刃も通じなかった道鏡の胸も、今や法力はなく女帝の手を握ったまま崩れた憎の姿があるのみだった。


解説

「てんやわんや次郎長道中」の八尋不二の原案より、「嘘(1963)」の衣笠貞之助と「若い樹々」の相良準が共同で執筆、衣笠貞之助が監督した異色王朝もの。撮影は「てんやわんや次郎長道中」の今井ひろし。


配給大映
制作国日本 (1963)
ジャンル 

1963年10月05日より



スタッフ

監督
脚本
原案
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
市川雷蔵 (Raizo Ichikawa)行道後の道鏡
藤由紀子女帝
万里昌代千保
片岡彦三郎阿部ノ君麻呂
近藤美恵子広海
小沢栄太郎 (Eitaro Ozawa)藤原ノ清川
若山富三郎 (Tomisaburo Wakayama)藤原ノ良勝
小林勝彦少尉名地
成田純一郎市原ノ皇子
丹羽又三郎少尉松井
島田竜三大蔵卿犬養
稲葉義男藤原ノ光成
石黒達也竹内ノ真人
春本富士夫 (Fhujio Harumoto)中務卿曽根
丸山修大輔布勢
花布辰男小輔加茂
中条静夫大尉秦
杉山昌三九神部熊千代
南条新太郎石川百足
山路義人奴隷の主人
荒木忍智然僧都
近江輝子女官宇女
橘公子女官藤女
小松みどり老婆
南部彰三紀浜名
玉置一恵参議文屋
浜田雄史参議葛比古
市川謹也参議大江
春日清奴隷一
原聖四郎小輔日下部
藤川準米内草持
堀北幸夫今朝丸
岩田正参議小野
菊野昌代士老爺
越川一病気の奴隷
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