落葉の炎

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

鈴掛信次が間柄冬子を知ったのはクラブ・ベラドンナであった。その夜クラブではふとしたいさかいから白人が黒人を殴り倒し、白人と黒人の間に一触即発の険悪な空気がただよっていた。そこへ長い髪をたらし、真赤な洋服に身をつつんだ一人の少女が現れた。少女は白人に『ゲット・アウト』と鋭く叫んだ。白人はその少女の奴隷でもあるように、すごすごとクラブを出ていった。後には黒人を相手に激しく踊り狂う少女の姿があった。それが冬子であった。信次はこの夜の感動を忘れられず、冬子を探して町をさまよった。そしてある日信次は街角で冬子に会った。冬子は自ら信次を喫茶店リルケに誘った。向いあった冬子には、クラブでの激しさと異った平凡で清楚な雰囲気があった。信次はこんな神秘的でさえある冬子の気まぐれを愛し、二人は逢う瀬を重ねた。そして信次は冬子に問はれるまま、隠していた母の秘密を話し、母の経営するバー・れい子に冬子を連れていった。冬子は恥かしがる信次の思惑をよそに激しく踊り狂うのだった。そんなことを契機に二人の仲はより親しくなり、口ずけを交すようになった。だがなぜか冬子には、そんなときにも時として深い影が宿った。そしてある日冬子は姿を消した。それから何日かたった秋の日、舞い落る落葉のように冬子は帰ってきた。こんどは冬子が自らの傷あとを話した。冬子の父は暴力団のボスであった。彼女はそんな父に反発する意味でヤクを打ち男を抱いた、というのだ。信次は心の動揺を押えることが出来なかった。冬子はそんな信次の心を見抜いたかのようにまた姿を消した。しかし信次は冬子を忘れることが出来ず、冬子につきまとう黒眼鏡の男から冬子の居場所を聞き、北海道の修道院に冬子を訪ねた。今は誤解もとけ二人は手をとり合って喜びあった。が、それもつかの間。ダンプカーが冬子をひき去った。今はもの言わぬ冬子を求めて、信次の絶叫が雪原にむなしくひびいた。


解説

黒岩重吾の原作を「眠狂四郎炎情剣」の星川清司と「早射ちジョー 砂丘の決斗」の山中耕人が共同で脚色「人間に賭けるな」の前田満洲夫が監督した青春もの。撮影は「執炎」の間宮義雄。


配給日活
制作国日本 (1965)
ジャンル 

1965年04月14日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチール
出演(声)

キャスト

俳優名役名
山内賢 (Ken Yamauchi)鈴掛信次
和泉雅子間柄冬子
丹阿弥谷津子 (Yatsuko Tanami)鈴掛令子
小高雄二黒眼鏡の男
藤竜也 (Tatsuya Fuji)落合貢
山根久幸堀井秀哉
市村博滝英介
糸賀清雄村松保彦
松尾嘉代山本高子
二本柳寛矢田厚夫
野村隆バーテン
森みどりホステス
神山勝酔客A
山田禅二酔客B
阿上信夫小鳥屋主人
伊豆見雄花屋の親爺
初井言栄庭番の老婆
新井麗子マダム
黒田剛傷のある男
和田翠リルケの女店員A
浜川純子リルケの女店員B
英原穣二警官
鎬木はるな密行者
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