香港の白い薔薇

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

ある夜ジャズフェスティバルの会場で、麻薬捜査官松本は、林玉麗に出会った。日本のある商事会社の麻薬密輸を捜索している松本は、警察官の勘で玉麗をあやしんだが、その美しさに魅かれている自分を知った。麻薬密輸で逮捕された高島物産の社長は、禁断症状でショック死していた。日本むけ麻薬ルート開発の犠牲者であった。日本商社と取引きする香港側から捜査すべきだと主張した松本は、田部警部補と香港へ飛んだ。香港で旧友宇津木と再会した松本は、玉麗が大財閥の令嬢で、宇津木と玉麗の父は、何か不思議な因縁で結ばれているらしい様子だった。数日後、松本は、密告によって潜伏していた商社の社長を逮捕した。日本に帰った松本は、凱旋将軍のように迎えられながら、表情は固かった。逮捕出来たのは、ほんの氷山の一角にすぎない、いわば敵から投げられた餌にすぎないのだ。再び玉麗が日本に来た。松本の六感が働いた。宇津木があやしい−−松本は徹底的に宇津木の取引先を調べた。あんのじょう、ドラム罐の油の中に999と刻印された固形物が発見された。玉麗を問いつめた松本は、意外な告白に愕然とした。宇津木は玉麗の母違いの兄だった。戦争のために玉麗の父と別れた母は、宇津木を私生児として育てた。今宇津木は玉麗の父、そして自分の父に復讐しているのだった。松本は宇津木を救うには、逮捕以外にないと決断した。一度警察からマークされた者は、組織から抹殺される。松本は玉麗と香港に飛んだ。だが宇津木はすでに死体となっていた。松本と玉麗の間は、これ以上近づくことは出来ない。宇津木の死体が二人の間に横たわって離れないからだ。“もう二度と香港には来ないでしょう”松本の苦悩に満ちた横顔を瞶める玉麗の眼が涙で光った。“私も東京へは行きません”二人の悲しみをよそに、海が美しく輝いた。


解説

橋本忍の原案から、「青春前期 青い果実」の池田一朗が脚本を執筆、「暗黒街全滅作戦」の福田純が監督したメロドラマ。撮影もコンビの宇野晋作。


配給東宝
制作国日本 (1965)
ジャンル 

1965年08月25日より



スタッフ

監督
脚本
原案
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチール

キャスト

俳優名役名
山崎努 (Tsutomu Yamazaki)松本司郎
張美瑶林玉麗
宝田明 (Akira Takarada)宇津木進
水野久美中尾由子
石山健二郎田部省三
馬陣季永達
藤木悠巡査部長
柳永二郎林清明
小泉博竹田麻薬課長
有馬昌彦立花
安井昌二 (Shoji Yasui)大友係長
内田透木下刑事
松野健一若林刑事
荘司肇新井刑事
原田清人篠原刑事
矢野宣室川刑事
小美野欣二加島刑事
アンドレ・ヒューズジャック・モーガン
平田昭彦浅野書記官
馬力
杉裕之呂刑事
北村和夫 (Kazuo Kitamura)青木弘
中村伸郎永原一政
佐原健二 (Kenji Sahara)脇田光
柳谷寛李白水
大友伸葉文英
土屋詩朗呂志源
池田生二黄通
ハンス・ホルネフウィリアム・スタンレー
向井淳一郎バトラー
佐田豊高島物産油脂課主任
山本廉高島物産倉庫係
沢村いき雄おでん屋の親爺
岡豊日宝の社員
丸山謙一郎永原商会社員
堤康久看守
フランク・フォードサリットボートの中の人
ウォルター・ライルパトロールボート無電係兼艇長
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