密告者(1965)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

瀬川は証券会社時代の莫大な負債に苦しんでいるとき、小さな商事会社の社長沢井にひろわれた。その沢井は産業スパイであり、七洋化学の新製品を盗みだすことを瀬川は強いられた。瀬川にとって七洋化学の常務荻野は旧友、その妻栄子はかつての愛人であった。が恩は恩、瀬川は荻野に代理店契約を口実に近づいていった。そのうち、不幸せな結婚生活を送る栄子ともヨリをもどすようになった。ある日、瀬川は荻野家に招かれ、スキを見て秘密書類を盗写したが、荻野にはある密告者から瀬川がスパイであり、栄子とも通じていることが知らされていた。その夜、荻野は何者かによって殺害され、当然瀬川が疑われたが、沢井がアリバイを作ってくれ、瀬川の情婦和美が証明した。その和美が瀬川と栄子の仲を感づきはじめたころ、彼女は自室のアパートで殺害された。警察は瀬川の緊急逮捕を発令した。一方、荻野の死後、栄子を中心に親戚連中の遺産相続のことでもめはじめていた。この事件の担当検事小島の婚約者で、栄子の友人恭子が栄子を訪れたある夜、こんどは栄子までがガスで偽装自殺を計られていた。この事実を知った瀬川は、最初彼の行動を荻野に密告した者こそ真犯人である、ということに気づいた。つまり、犯行をすべて瀬川に被せようとしている人物だ。このころになって小島検事はやっと真犯人を逮捕した。沢井である。栄子の異母姉俊子と共謀して荻野家の財産を奪うため、架空のスパイ会社までつくって、瀬川という盲点を使って巧妙に仕組んだものだったのだ。瀬川の犠牲により、沢井は完全犯罪を全うできると考えたのだが、栄子という被害者と、友人の恭子という検事につながる線から、事件は解決したのだった。


解説

高木彬光の同名の原作を「若親分」の高岩肇が脚色「不倫(1965)」の田中重雄が監督したミステリーもの。撮影は「新鞍馬天狗」の森田富士郎。


配給大映
制作国日本 (1965)
ジャンル 

1965年11月13日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
田宮二郎 (Jiro Tamiya)瀬川繁夫
藤村志保 (Fujimura Shiho)室崎俊子
泉かおる荻野栄子
江波杏子 (Enami Kyoko)山口和美
滝田裕介沢井幹雄
早川雄三石田警部補
夏木章荻野省一
毛利郁子西脇貞子
小村雪子本田恭子
香山恵子近藤節子
島田竜三西脇恒治
浜田雄史小島一郎
木村玄藤田利之
舟木洋一今村刑事
玉置一恵荻野勇作
越川一安原
三木本賀代中島芳江
岩田正天ぷら屋板前
谷口和子吉村
大杉潤検察事務官
藤春保黒坂専務
黒木英男笠原刑事
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