赤い夜光虫

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

歓楽街道頓堀のバー“夢の橋”は、ママ、ホステス、ラウンド、それに客も女というように、レスビアン・バーで、頽癈ムードを一杯にかもし出していた。幼時に義父に犯されたママのリエ。バー・ミドのバーテン実に捨てられたマネージャーのじゅん。そしてホステスのヒデも、あいも、それぞれに男に異常な憎悪をもつ女ばかりだった。リエとじゅんは夫婦気どりだし、あいは内縁の夫でバー・ミドのバーテン豊の目を盗んで、客の少女歌劇スター紅わたると恋愛関係と、彼女達はすっかりレスビアンの虜だった。客の中に昌子という十八歳の娘がいた。彼女は、新興成金板斎梅三郎の一人娘だが、八人の妾をかこう女狂いの父親を持つ娘のたどり落ちるコースは決まっていた。昌子は、より強烈な刺激を求めての夢の橋通いだった。そんな昌子を、紅わたるの付人で学生の西清彦は、厳しくさとすのだが昌子はかえって反発するのだった。一方、夢の橋で偶然じゅんを見つけた実は、豊と共謀してじゅんをだまし、板斎に世話して稼ぐなど、すっかり以前のヒモに収まってしまった。この事実がリエにばれたからたまらない。嫉妬に狂ったリエは、じゅんを折檻した。リエの異常な欲望は昌子にまで及び、リエ、昌子、じゅん、ヒデ、あいと、むせかえる女体の地獄絵図が繰り広げられた。狂気のリエたちの行動は、却って昌子に自分を見つめる時間を与えた。汚れ、呪われた身体の昌子に初めて復讐の誓いが燃えあがった。穢しい一本の糸に結ばれた同じ穴のムジナ、父親、実、豊、わたる達を破滅させるのに時間はかからなかった。しみついた暗いかげりは覆いようもないが、必死に明るい未来を夢みる昌子に、清彦は優しく肩に手をまわすのだった。


解説

「四畳半物語 娼婦しの」の成澤昌茂がシナリオを執筆、「夜の牝犬」の村山新治が監督した“夜の青春シリーズ”第七作目。撮影は「非行少女ヨーコ」の仲沢半次郎。


配給東映
制作国日本 (1966)
ジャンル 

1966年06月19日より



スタッフ

監督
脚本
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
スチル

キャスト

俳優名役名
梅宮辰夫 (Tatsuo Umemiya)桶口実
谷隼人 (Hayato Tani)上川豊
岡崎二朗西清彦
緑魔子 (Midori Mako)淡路リエ
北原しげみ篠原じゅん
新井茂子染谷あい
紅千登世滝沢ヒデ
清水美津江広瀬吉子
正木則子柿沼民子
大原麗子 (Ohara Reiko)板斎昌子
田崎潤 (Jun Tazaki)板斎梅三郎
浦辺粂子古谷こま
沢たまき紅わたる
沖野一夫ブリキ屋の親爺
谷本小夜子カキ舟の女中
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