黒部谷の大剣客

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

ゴールド・ラッシュにわく秘境黒部の大峡谷。浪人・一色左近が望山楼に馬を乗りつけた。金鉱を狙う勢力には、幕府の役人、兇暴な士族川鳴一族、それにこの望山楼に屯ろする山師の一群があった。贋金造師の雲右衛門、ビッコの風来老人、放れ駒の金太、傷の五兵衛ら、一くせも二くせもある面がまえの山師ぞろいだ。しかも、望山楼の女主人お蘭は、この山師たちをアゴで使うという凄腕だった。翌朝、左近の行手にたちすくむ男装の女があった。この娘早苗は、地誌学者であった父の遺志をついで黒部の地図を完成さすべく兄の伊織とともにこの谷へ入ったのだ。伊織は重傷を負っていた。左近は伊織を看護した。伊織は調べた黒部の地図を差出した。地図を手に望山楼へ帰った左近は、不意に襲いかかった山師の五兵衛らに地図を奪われた。左近は馬を駆って追跡した。と、岩場の陰から突如女の声が聞こえた。平家集落の娘佐里だ。この女の銃を一発で射ちぬいた者がある。ビッコの風来老人だ。見れば、立派に両足を踏みしめて立っているではないか。彼は、黄金を軍用金にしようと狙う島津藩鉄砲指南役の勤皇派の頭領だったのだ。黒部の谷に、暴風雨がやってきた。伊織の病状が急変し、左近は医者を呼びに出かけた。入れちがいに望山楼へ一人の唐人が馬車を乗りつけた。幕府が派遺したという馬占来だが、実は川鳴族と手を結んで黄金を一人占めにしようと狙う黒幕なのである。山師雲右衛門もこの馬占来の手先だった。新開地唯一の天水桶に毒を入れ、皆殺しを図った。途中、馬占来に疑いを抱いた左近はとって帰し、雲右衛門を倒した。川鳴族と死闘が展開された。一方、馬占来は集落を襲撃した。一族が危機に陥ったとき、川鳴一族を倒した左近は火薬によって、争いを起こす黄金の谷を埋め、黒部を去っていった。


解説

秋田生雄の原作を、「旗本退屈男 謎の暗殺隊」の結束信二が脚色し、「壮烈新選組 幕末の動乱」の佐々木康が監督したスペクタクル時代劇。撮影は「ひばり捕物帖 折鶴駕篭」の松井鴻。


配給東映
制作国日本 (1960)
ジャンル 

1960年08月28日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
市川右太衛門一色左近
木暮実千代 (Michiyo Kogure)お蘭
品川隆二望月伊織
朝風みどり早苗
薄田研二落合藤吾
福田公子佐里
大河内傳次郎風来老人
堺駿二放れ駒の金太
富田仲次郎傷の五兵衛
香月涼二吃りの竜
山口勇めっかちの虎
津村礼司やもりの辰次
柳永二郎馬占来
山形勲裏金座の雲右衛門
徳大寺伸山津波の権左
加賀邦男能美十郎
有馬宏治世良勘右衛門
長田健二大島
吉田義夫川鳴魔風斎
戸上城太郎響甚内
市川百々之助砂五郎
関根永二郎岩五郎
原京市石五郎
浅野光男水五郎
吉田江利子お綱
堀正夫作兵衛
丘郁夫山師A
近江雄二郎山師B
那須伸太朗山師C
明石潮仁庵
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