紅扇

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

新橋菊之家の菊奴は、踊りと男嫌いで通った芸者だったが、抱えの文江が愛人の、芸能新聞の記者瀬木の子を身ごもったと知ったとき、文江に早く腹の子を処分することをすすめた。それは彼女の過去に同じ経験があるからだった。十九年前花子と名乗って芸者で出ていた時、彼女は愛人山川にすてられその上二人の間の子供を、相手の夫人に取りあげられてしまったのだった。それからの彼女は一時自棄になって、堅気になった親友の春子がたずねて来ても無愛想にあしらうのだった。しかし、終戦後山川家の焼跡をたずね、自分の生んだ子の行方も知れないとなると、彼女は呆然としてしまった。が、偶然出会った昔の師匠しげに会ったり、春子にはげまされたりして、再び新橋から出て、今は芸一本で生きる名妓としてうたわれていた。彼女を世話しようという土建屋安田の元主人が山川で、安田の口から娘百合子が山川夫人の手で立派に育てあげられると聞いたとき、彼女は娘に会えないながらも生き甲斐のわきあがるのを感じた。そして母情のせつなさを描いたが故にことわっていた新作「隅田川」を踊る決心をすると共に、文江にも立派に赤ん坊を生めと、あたたかくいうのだった。


解説

製作は「若人の誓い」の小出孝で、「めし」の田中澄江が婦人倶楽部に掲載の原作『母の舞う時』から脚色したもの。N・H・Kからラジオ・ドラマとして放送された。監督は「わが恋は花の如く」の原研吉で、「南風」の森田俊保が撮影に当たっている。出演者の主なものは、「夢と知りせば」の木暮実千代、「本日休診」の柳永二郎、「波」の岩井半四郎、「とんかつ大将」の高橋貞二と幾野通子、「この春初恋あり」の小林トシ子のほか、森川まさみ、小園蓉子、市川春代、吉川満子など。


配給松竹
制作国日本 (1952)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1952年03月20日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽

キャスト

俳優名役名
木暮実千代 (Michiyo Kogure)菊之家菊奴
幾野道子文江
小林トシ子とんぼ
水原真知子福子
阿南純子女中ひろ
高橋貞二瀬木
柳永二郎安田
森川まさみ山川夫人
小園蓉子百合子
北竜二 (Ryuji Kita)美よし羽木
市川春代妻春子
吉川満子しげ
岩井半四郎相撲屋
三木隆竹原青年
水上令子すが
水木涼子立田野女将
奈良真養文江の父
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