丹下左膳(1952)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

徳川八代将軍吉宗は、二十年目毎の日光東照宮の改修工事を、伊賀の柳生藩に下命した。ところが小藩の柳生家ではその費用に困窮したが、藩の生字引といわれる百余歳の一風宗匠が、柳生家では万一かかる場合のために、莫大な金が埋蔵して合って、その在り場所の地図は「こけ猿の茶壷」に納めてあるといい出した。しかしその壷は、柳生家の息子源三郎が、江戸に道場を持つ司馬一刀斎の許へ婿入りの引出物に持って出発し、源三郎を入れまいとする道場の師範代峰丹波と一刀斎の後妻お蓮が、こそ泥つづみの与吉に、源三郎から壷を盗ませたのだった。与吉は柳生の侍たちに追われて、ちょび安というトコロテン売りの小僧にそれを渡した。ちょび安は丹下左膳という片目片腕の侍に可愛がられ、左膳が櫛卷お藤という女と世帯を持っている家へ養子にするといわれて連れて行かれた。その時ちょび安の持参した壷は、長屋に住む蒲生泰軒という浪人に盗まれるが左膳は泰軒を斬ってそれを取り戻した。しかし愚樂という幕府の隠密の総師の企みで再び盗み去られるが、愚樂が壷を開けて見ると沢庵石が出て来ただけであった。壷は与吉によってすでにすりかえられお蓮の許へ運ばれていた。源三郎は司馬道場へ婿入りするが、お蓮に口説かれ、川船へつれ出された。そして源三郎が手強いと見ると、船の底に穴をあけ船を沈めた。水練に心得のない源三郎があぶないと見えたとき丹下左膳がとび込んだが、源三郎も左膳も、こけ猿の壷もろ共水門の中へのまれて行ってしまった。しかし左膳は生きていた。問題の壷も無事だった。丹波はそれを知ると、左膳をおびき出し、だまし討ちにしようとしたが、やはり生きていた源三郎がとび込んで来て救った。左膳が、「人を苦しめる壷」と怒ってたたき破ったとき、その中から出て来たのは意外にもちょび安が先代柳生の落胤だというお墨附だった。日光改修のことは吉宗の情けある計らいで無事にすみ、源三郎は晴れて一刀斎の娘萩乃の婿となった。ちょび安は一旦若殿として柳生の城へ旅立つが、やっぱり左膳とお藤が恋しくなって舞いもどって来たのだった。


解説

戦前、伊藤大輔監督などによって映画化された林不忘の「丹下左膳」の再映画化。製作は「月形半平太(1952)」の小倉浩一郎で、「大学の小天狗」の菊島隆三と「続馬喰一代」の成澤昌茂とが共同で脚本を書き、「修羅八荒(1952)」を萩原遼と共同で監督した松田定次が監督に当っている。撮影も「修羅八荒(1952)」の川崎新太郎である。主演は、「魔像(1952)」の阪東妻三郎と「お茶漬の味」の淡島千景で、「歌くらべ荒神山」の高田浩吉、「お染半九郎」の喜多川千鶴、「母の山脈」の村田知英子に、かつら五郎、夏川大二郎、菅井一郎などが助演する。


配給松竹
制作国日本 (1952)
ジャンル 

1952年08月14日より



スタッフ

監督
脚本
原作
製作
撮影
美術
音楽

キャスト

俳優名役名
阪東妻三郎丹下左膳
淡島千景 (Chikage Awashima)櫛卷お藤
かつら五郎ちょび安
三井弘次つづみの与吉
高田浩吉柳生源三郎
加賀邦男柳生対馬守
富本民平丸田主水正
藤間林太郎石川門之丞
海江田譲二安積玄心斎
戸上城太郎高大之進
喜多川千鶴萩乃
村田知栄子お蓮
大友柳太朗峰丹波
夏川大二郎徳川吉宗
菅井一郎愚栄
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