鯉名の銀平(1954)

上映スケジュールはコチラ!

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

伊豆の下田から志州鳥羽行の舟に乗りおくれた鯉名の銀平と爪木の卯之吉は、五兵衛の娘お市の美しさに心を奪われた。五兵衛は今こそ堅気だが、かつて恩を受けた親分大鍋の島太郎が落目になり、帆立一家が彼の縄張りを奪うため不法な殴込みをかけようとしているのを知り、助っ人に飛び出そうとしている所だった。そこへ帆立一家から掛合いに来た三人と争い、五兵衛は散々に痛められた。見かねた銀平は、忽ち三人をたたき伏せた。お市の美しさに、卯之吉は化病を使って出発を伸ばす。然しお市は口にこそ出さね、銀平を心底から慕っていた。癪にさわった卯之吉は五兵衛と一緒に大鍋の賭場に乗込んだが、元も子も無くした挙句、喧嘩の助っ人になる条件で十両の借金をした。而も銀平も一緒にという約束であった。港町に祭提灯が輝く夜、帆立一家の殴りこみが来た。お市の手を振切って銀平が駈けつけると、卯之吉の姿は見えず、皆が臆病者と彼を罵っていた。銀平は彼を連れに駈け戻ると、折しも卯之吉に貞操を奪われたお市は、こうなるからはやくざの足を洗って堅気の夫婦になってくれと泣いて居る所だった。銀平は喧嘩の手柄を卯之吉に譲って姿を消してから三年、お市恋しさに下田へ来た。大鍋は死に、堅気の卯之吉夫婦は帆立に脅かされて下田から立去る一歩前だった。お市が今も心の奥深く銀平を恋している事を知ると、夫婦の幸せを守るため、銀平は帆立の丑松を斬って一人淋しく下田を後にした。


解説

「すっ飛び千両旅」の野坂和馬が製作する股物もの。長谷川伸の原作を「黒帯嵐」の八尋不二が脚色し、「銭形平次捕物控 金色の狼」の森一生が監督に当った。撮影は「若さま侍捕物帳 恐怖の折り鶴」の平野好美、音楽は「銭形平次捕物控 金色の狼」の西梧郎の担当。主な出演者は「誘蛾燈」の大谷友右衛門、「女の一生(1953)」の乙羽信子、「次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家」の田崎潤などである。


配給新東宝
制作国日本 (1954)
ジャンル 

1954年01月15日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
四代目中村雀右衛門 (Nakamura Jakuemon IV)鯉名の銀平
乙羽信子 (Otowa Nobuko)お市
田崎潤 (Jun Tazaki)爪木の卯之吉
横山運平大鏑島太郎
小堀誠五兵衛
浦辺粂子のんべの婆
小川虎之助同心浦田三十郎
進藤英太郎帆立の丑松
殿山泰司 (Taiji Tonoyama)黒目の又五郎
岬洋二熊の九郎蔵
冬木京三洞穴の作蔵
阿部九洲男岩角の多治郎
若宮清子飴屋の娘
三原葉子飴屋の娘
久保菜穂子飴屋の娘
杉寛老人
大谷広蔵三ン下安吉
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック