陽は沈まず

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

与党幹事長児玉貞良には七人の子供があった。長女綾子は原田仙介の妻として大阪に、保険会社に勤める長男健一は児玉の旧友医者の板倉金太郎の娘雪子とそれぞれ幸福な結婚生活を営んでいた。そして露子夫人の他界した後の児玉邸には、次女節子、三女桃子三男勇三、それに女中しげと児玉との間に出来た四女の京子達が住んでいた。節子には健一の戦友で新聞記者の青木三平という恋人がいたが、秘書の黒井敏夫を節子の夫にと考えていた児玉は、それに反対だった。次男省二はこんな父に反対して家出し、横浜の与太者仲間に入っていた。たまたま児玉は副総理より再婚をすすめられた。若い姉弟達はしげを入籍しない父を不潔なものとして、健一の処へ逃げた。しげと会ってこれを聞いた省二は父の行きつけの料亭の女将あきを訪れたが、忙しい児玉には会えなかった。折しも児玉の汚職が噂され、子供達に去られた児玉の顔には寂しさがにじんでいた。板倉家で板倉の還暦と節子と青木の婚約披露の会が催された数日後、脳溢血で児玉は急死した。省二も喫茶店の女みねのすすめと寂しさから父なき児玉邸に帰り、父の日記帖を見た。家出した息子に寄せた父の苦しみ、省二の頬を涙が流れた。兄妹達にとってやはり優しい父だったのだ。売却される児玉邸から花嫁姿の節子が出る。自動車に写る白堊の議事堂−−五月の空は今日も晴れていた。


解説

松竹大船撮影所長高村潔総指揮により、「東京物語」の野田高梧と「沖縄健児隊」の沢村勉のオリジナル・シナリオを「家族会議」の中村登が監督している。製作は山本武。撮影は「家族会議」の生方敏夫、音楽は「真実一路」の黛敏郎である。出演者は「真実一路」の淡島千景、佐田啓二、「濡れ髪権八」の高橋貞二、「女の園」の岸恵子、田浦正巳、「恋愛パトロール」の三橋達也、小林トシ子、「若き日の誘惑」の柳永二郎などである。


配給
制作国日本 (1954)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1954年05月26日より



スタッフ

監督
脚本
製作総指揮
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
柳永二郎児玉貞良
夏川静江夫人露子
淡島千景 (Chikage Awashima)長女綾子
三橋達也長男健一
浅茅しのぶ健一の妻雪子
高橋貞二次男省二
小林トシ子次女節子
野添ひとみ三女桃子
田浦正巳三男勇三
大野佳世子四女京子
笠智衆 (Ryu Chishu)板倉金太郎
村瀬幸子妻民子
月丘夢路山村あき
岸惠子 (Keiko Kishi)金子みね
市川春代梅原しげ
佐田啓二青木三平
永井達郎黒井敏夫
市川小太夫 (Kodayu Ichikawa)黒井俊吉
長岡輝子安藤豊子
須賀不二男原田仙介
淡路恵子 (Awaji Keiko)メリー
北竜二 (Ryuji Kita)竹中正義
加藤精一副総理
山路義人代議士
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