愛と死の谷間

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

竹内愛子は横浜の大沢診療所に勤める女医である。彼女は一人の怪しげな男に絶えず尾行されていることを知り、心の平静を失う。尾行の男は風見という私立探偵所の者だった。彼は生活のため私立探偵になったが、次第に心に矛盾を感じるようになる。診療所長の大沢は妻栄子の金でこれを経営しているが、彼は女医である愛子と結婚すれば事業の上で好都合と思って彼女に言い寄る。栄子はこれを嫉妬して、風見に二人の調査を依頼したのである。しかし大沢は診療所の看護婦今野桃代という女がある事を栄子は知らなかった。診療所の近くに住む少年が汽車にはねられた時、風見は変装の黒眼鏡とソフトをはずして少年を診療所に運び、自ら輸血して救った。彼を尾行の男と知らない愛子は好意をいだき、いつしか二人は幾度も逢う仲となった。だが彼の正体を知った愛子は、たとえ一時でも彼を信じたことで絶望的な気持になる。黒川町の貧民窟に住む勘次は戦傷で苦しんでいるが、愛子に心臓病で死ぬ薬をくれといい、断られると鉄道自殺をする。風見のことで死を考えた愛子は、懸命に彼に励まされて気を取り直すが、愛しあいながら、二人は不思議なめぐりあわせのため、気持が落ちつくまで一時別れねばならなかった。


解説

五所平之助が「大阪の宿」に次いで監督する映画で、脚本は「煙突の見える場所」の椎名麟三の書卸し、撮影は「大阪の宿」の小原譲治、音楽は「にごりえ」の芥川也寸志の担当である。主なる出演者は「にごりえ」の芥川比呂志、「黒い潮」の津島恵子、「人生劇場 望郷篇 三州吉良港」の宇野重吉、「どぶ」の乙羽信子、「学生心中」の木村功、「泥だらけの青春」の高杉早苗、「愛」の安西郷子で、そのほか飯田蝶子、伊藤雄之助、多々良純等である。


配給日活
制作国日本 (1954)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1954年09月21日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
津島恵子 (Keiko Tsushima)竹内愛子
芥川比呂志 (Akutagawa Hiroshi)風見潔
宇野重吉 (Jukichi Uno)大沢捨松
乙羽信子 (Otowa Nobuko)今野桃代
高杉早苗望月栄子
木村功坂田勘次
安西郷子坂田律子
飯田蝶子坂田松代
田中筆子関根しづ江
伊藤雄之助松村医師
多々良純山田医師
中村是好中窪直次
北林谷栄 (Tanie Kitabayashi)石田てつ
吉川満子焼酎ホールおかみ
若原初子潔の下宿のおかみ
稲葉義男神野所長
山形勲保安主任
清水一郎公安庁係員
殿山泰司 (Taiji Tonoyama)診療所に来る警官
柳谷寛交番の警官
大山健二荷役夫
小田切みき診療所の女中
山田禅二鉄道職員A
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