トラン・ブーラン 月の光

上映スケジュールはコチラ!

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

夜学教師の小林は街でトラン・ブーランのレコードを聞いて、想いを十余年前の南方に馳せた。その頃マライの一集落に小林達の部隊が駐屯し、彼は日語学校の教師を命ぜられた。ベルダはその生徒だったが、両親を日本軍に殺された彼女は深い恨みを持っていた。彼女の兄アリは結婚費用欲しさにゲリラに加わって捕えられたが、小林は彼を釈放し逆スパイとしてゲリラ隊に戻した。然しそれがばれてアリとベルダが危くなった時、出動した駐屯隊にゲリラは全滅させられたが、小林は傷いて倒れた。ベルダの献身的な看護で傷はいえ、彼女はいつしか小林に思慕を寄せるようになった。然し小林はただ彼女の上に国の妹を偲び、妹として愛していたのだ。それにあきたらぬベルダは、アルナンドとサリナンの二人が結婚を申込んでいるけれど、どうしたらいいかと小林に相談した。彼が二人を呼んで訳を話すと、二人には夫々許婚があり、ベルダは小林を好きなのだと答えた。小林はベルダを呼んで、明日の命も知れない自分を慕ってはならぬと説き聞かすため、彼女に村はずれの小沼のほとりで待てと通知した。胸おどらせて待つベルダの許に小林は現れなかった。急に某地へ転進の命令が出たのだ。それを知ったベルダが駆けつけたとき、小林をのせたトラックは見る見る遠ざかり、二人はついに再び会えなかった。わびしい夜学の教壇の上で、今彼はベルダの歌うトラン・ブーランの歌に胸をせめつけられる思いだった。


解説

速水五郎の原作を「重盛君上京す」の岸松雄が脚色を「花と波涛」の松林宗恵が監督、「一等マダムと三等旦那」の西垣六郎が撮影に当る。「乾杯!女学生」の雪村いづみと「芸者秀駒」の小笠原弘が主演し、「関八州勢揃い」の沼田曜一、「泥だらけの青春」の殿山泰司と加東大介、「恐怖のカービン銃」の三原葉子等が出演している。


配給
制作国日本 (1954)
ジャンル 

1954年09月21日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
雪村いづみベルダ
小笠原弘小林伍長
沼田曜一アリ
三原葉子メルド
殿山泰司 (Taiji Tonoyama)イスカンダル
加東大介佐々木一等兵
細川俊夫田代中尉
三村恭二押山少尉
小高まさる中野一等兵
天知茂ゲリラ隊長
道三重三アルナンド
島津猛サリナン
水帆順子ロムラ
加藤欣子食堂のおかみ
中原謙二斎藤上等兵
西岡タツオ現地の子供
伊東隆現地の子供
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック