君死に給うことなかれ

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

戦争末期の東京で、亘は母が入院している病院の看護婦久美子を愛していた。亘の親友小島は出征に先立って、妹の礼子を貰ってくれと頼んだ。然し母を失った亘は久美子一人を思いつめた。礼子の事を知った久美子は淋しく故郷広島へ去ったが、亘は後を追って結婚の約束を結んだ。その直後に亘は召集され、敗戦の混乱のうちに五年の歳月が流れた。久美子は広島の保育園で働いていた。原爆を受けて生きる希望を失った彼女は、園長に励まされて東京の病院へ治療に行き、そこで計らずも礼子に会った。礼子は近く亘と結婚する事になっていたが、彼女は久美子に亘と会うことをすすめた。然し久美子は諦めて広島へ帰ったが、亘は後を追った。久美子は保育園には居なかった。園長は亘の愛情の深さに打たれて久美子の居所を教えてやった。彼女は信州の療養所で働いていたが、恐ろしい傷を受けた体を思うと、愛するが故に亘の愛情を受入れることができなかった。亘の胸に抱かれて泣いた彼女は、その夜、湖に身を投じた。後を追った亘は彼女を救い上げ、久美子の心にも生きる希望が湧いて来た。


解説

監督の丸山誠治が「かくて自由の鐘は鳴る」の西島大と共同で脚本を書き、「潮騒(1954)」と同じく仏文学者中村真一郎が台詞を担当し、丸山誠治が「伊津子とその母」に次いで監督した。撮影と音楽は「七人の侍」と同じく中井朝一と早坂文雄。主演は「水着の花嫁」の池部良、相手役にカヴァー・ガールの新人司葉子が抜擢され「雲は天才である」の若山セツ子「次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家」の英百合子、「七人の侍」の土屋嘉男、「恋愛特急」の志村喬等が助演する。


配給東宝
制作国日本 (1954)
ジャンル 

1954年08月31日より



スタッフ

監督
脚本
台詞
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
池部良藤森亘
司葉子 (Tsukasa Yoko)堀久美子
若山セツ子 (Setsuko Wakayama)小島礼子
英百合子藤森さと子
土屋嘉男小島昇一
菅井きん看護婦長井
河美智子看護婦吉田
鏑木はるな若い看護婦
持田和代若い看護婦
恩田清二郎医師A
土屋博敏医師B
松本光男友人(大学講師)
馬野都留子藤森家の婆や
瀬良明小駅の駅員
志村喬保育園園長
小沢経子保育園保母
高原とり子保育園保母
大成政子保育園保母
上野洋子療養所の看護婦
出雲八重子炊事係の老母
藤木悠将校
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