三日月童子 三部作

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

第一部−−笛吹童子や霧の小次郎がまだ世に出ない昔、出雲の山奥に住む玉造り五兵衛に、六助、お蝶の二子があった。兄妹は代官加々見大五郎の娘千鶴が山賊に襲われたのを助け、幼い三人は仲よしになる。だが代官は五兵衛の持つ白鳥の球を手に入れようと、却って兄妹が姫に無礼をしたと言いがかりをつけ、五兵衛を投獄し、兄妹の母を殺して球を奪った。追われたお蝶は谷へ落ち、六助は危い所を黒髪山に住む提婆の妖術に救われた。それから十年。成長した六助は名も三日月童子と改め、松江に旅立った。そしてむささび冠者との妖術勝負に勝った童子は、しゃれこうべの面を持つ黒姫太郎の凄じい術に破れ、つり橋から落とされる。第二部−−三日月童子は危く助かった。黒姫太郎は松江城主に出世した加々見大五郎の用心棒で、美しい踊子お蝶を愛していたが、彼女が童子の妹であることは知らなかった。彼女は城内に捕われている五兵衛を助けてくれと頼む。武者修行の大男ひげの天平と知合った童子は、力を合せて域内に忍びこむ。大五郎は千鶴を将軍家の馬鹿息子春武にめあわせ、あわよくば将軍家を乗取ろうと企む。千鶴は彼の実子ではなく、棄子を拾って育てたのである。再び太郎の妖術に敗れて童子は捕われたが、千鶴と天平の働きで救い出される。千鶴が嫁入りに旅立った時、童子と天平は行列を襲って彼女を助けようとするが、太郎は千鶴とお蝶を抱き、雲に乗って逃げ去った。第三部−−都についた太郎は千鶴を五重塔にかくす。お蝶は千鶴が太郎の妹であることに気づいたが誰にも云わず、母の仇として彼女の命を狙う。大五郎は将軍家から責められ、千鶴の代りに五兵衛を将軍の館に送った。太郎は千鶴を秘かに将軍家に売りつけようとし用心のため五重塔に火薬をしかけておく。都についた童子と天平は塔から彼女を救出そうとするが、太郎に妨げられて果せない。酒によった太郎の隙を見て、お蝶は千鶴を殺そうと導火線に火をつけてしまう。これを見た童子は妖術で救おうとするが術が利かず、危機一髪のところを黒髪山から駆けつけた提婆が千鶴と童子を助け、塔はあとかたもなく飛散った。五兵衛は牢内で白鳥の球を造り上げた。その時、童子は五兵衛を助け出して球を手に入れ、すさまじい合戦の末、ついに太郎を組伏せた。千鶴が自分の妹であることを知った太郎は後悔し、童子、太郎、千鶴、お蝶、天平の五人は力を合わせて大五郎を討取る。そして漫遊に出る天平を見送った後、童子と千鶴は黒髪山へ、太郎とお蝶は出雲の松江へ、それぞれ愛する人と手をとりあって出発する。


解説

「新諸国物語 笛吹童子 第一部どくろの旗 第二部妖術の闘争 第三部満月城の凱歌」の姉妹篇で、同じく北村寿夫の連続放送劇を「東尋坊の鬼」の小川正が脚色、「唄ごよみ いろは若衆」の小沢茂弘が監督し、「犬神家の謎 悪魔は踊る」の渡辺孝が撮影する。主なる出演者は「蛇姫様(1954)」の東千代之介、「暗黒街の脱走」の三条雅也、「快傑まぼろし頭巾」の千原しのぶ、「とんち教室」の岸井明、「たん子たん吉珍道中 (三部作)」の松島トモ子、「懐しのメロディー」の藤里まゆみ等である。「第一篇 剣雲槍ぶすま」(1954年10月12日公開 52分)「第二篇 天馬空を征く」(1954年10月19日公開 52分)「完結篇 萬里の魔鏡」(1954年10月26日公開 54分)


配給東映
制作国日本 (1954)
ジャンル 

1954年10月12日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
東千代之介 (Chiyonosuke Azuma)三日月童子
山手弘三日月童子少年時代
小柴幹治 (Kanji Koshiba)黒姫太郎
千原しのぶ千鶴
松島トモ子千鶴少女時代
藤里まゆみお蝶
香山喜代子お蝶少女時代
岸井明ひげの天平
千石規子 (Noriko Sengoku)提婆
大泉滉細川春武
高松錦之助五兵衛
山田光子お静
吉田義夫加々見大五郎
鳳衣子奥方
飯田覚三名主幸右衛門
青柳竜太郎 (Ryutaro Aoyagi)細川春貞
湯川洋子奥方
鷹司襄地われの三太
津村礼司むささび冠者
藤木錦之助小役人
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