変化大名 正・続篇

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

(前篇)丹波福知山七万石の城主松平遠江守国久は、油屋彌太郎の新妻お絹の美しさに惹かれて、家老大和田外記のすすめのままにこれを側室に上らせた。外記と腹を合わせて私慾を計っている丹波屋九郎右衛門は油屋の商売敵なのでその邪魔者を除くことを計ったのだ。そして油屋父子を抜荷買いの汚名をさせて死罪にしてしまった。外記が野望を遂げる上のもう一つの障碍は正嗣徳之助の存在であった。城主国久は支藩から入って城を受けついだが、徳之助成長の砌りは息女澄姫を嫁がせて家督を譲ることになっていた。外記はそこで徳之助を狂人と云いたてて座敷牢に幽閉した。徳之助は城主の地位には未練はなかったが、主従の垣をこえて愛し合っていた待女沢との別離を悲しんだ。間もなく沢はお役目御免となり、又徳之助は破牢した。油屋の一子彌太郎は復讐鬼となって悪に報いることを公言していた。五年の月日は流れた。徳之助は偶然にも沢と再会することができたが彼の周辺は危険に脅かされていた。一計を案じた外記の一味は、沢を奪いとることに成功し、徳之助をおびき寄せようとした。一方復讐鬼の彌太郎は先ず丹波屋の娘お組を狙っていた。この頃、彌太郎は徳之助と対面して、共同の敵に対して協力することを相談したが、意見が合わず物別れになった。彌太郎はしかし単独で沢を奪還してしまった。それとも知らぬ徳之助は、その後で丹波屋に乗りこみ、外記一味の白刄にさらされた。(後編)沢をかすめた復讐鬼は次いでお組を奪った。続いて徳之助を恋する澄姫をも奪って姿を消した。すべてに先手を打たれて徳之助は歯ぎしりした。こういうことから狂気の如く外記を責めた丹波屋は、外記の刄の下に殺された。だが復讐鬼は、ある夜外記の枕辺を訪れ、殺さずに手の甲へ鬼の面の刺青を残して去った。そして今度は捕えた三人の女とかお絹の方の一子国之助に刺青をしようとした。だがその時徳之助が現われ、国之助が国久の子でなくお絹の方と油屋彌太郎の間にできた一粒種であること、また今もお絹の方が夫と心を許しているのは彌太郎一人であるということを告げた。復讐鬼の彌太郎はガックリとしたが、やがて姿を消した。その後でお絹の方は自害して果てた。事破れた外記も割腹し、国久も漸く己の非を悟って徳之助の手をとって詫びた。数日後、復讐鬼だった若松屋彌兵衛が、涙の中に一子国之助と対面した。


解説

山手樹一郎の原作を「銭形平次捕物控 幽霊大名」の八住利雄が脚色、「旗本退屈男 謎の百万両」の佐々木康が監督する。撮影は「蛇姫様(1954)」の松井鴻、音楽は「鬼伏せ街道」の深井史郎の担当。出演者は「旗本退屈男 謎の百万両」の市川右太衛門、「快傑まぼろし頭巾」の三浦光子、「お坊主天狗」の花柳小菊、石井一雄、「日本の虎」の二本柳寛など。「変化大名」(1954年11月1日公開 89分)「続変化大名」(1954年11月15日公開 92分)。


配給東映
制作国日本 (1954)
ジャンル 

1954年11月01日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
市川右太衛門松平徳之助
三浦光子 (Mitsuko Miura)お沢
石井一雄 (Kazuo Ishii)富太郎
青柳竜太郎 (Ryutaro Aoyagi)松平遠江守国久
高山裕子お楽の方
宇治みさ子澄姫
進藤英太郎大和田外記
小柴幹治 (Kanji Koshiba)小彌太
沢田清相沢森之助
永田靖丹波屋九郎右衛門
春日倶子お組
市川百々之助彌吉
吉田江利子お政
花柳小菊弁天お咲
星十郎口真似の清吉
団徳麿船頭潮吉
吉田義夫飛田屋久八
原健策勝五郎
勝浦千浪お絹
植木千恵国之助
遠山恭二若待一
鷹司襄若侍二
門井千代
泉春子女中
浅野光男茂造
二本柳寛若松屋彌兵衛
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