皇太子の花嫁

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

記者団に対する宮内庁長官白井博人の答えは、皇太子妃決定の時期が愈々迫ったことを暗示するものであった。果然色めき立ったジャーナリズム。この皇太子の花嫁候補の名をきゝ出そうと真先に長官宅にとびこんだのは、写真画報社の敏腕カメラマン酒巻大作だったが、あえなく門前払いに終った。一方婦人雑誌のニュースタイル社の編輯部員白井礼子は、宮内庁長官の姪であるため、お妃候補訪問特派記者という大役を仰せつかった。斯くして礼子と大作の白井長官工作が必死に続けられたが、功名心にあせる礼子は長官の一粒種である高校生の幸子を買収して、長官の鞄を取り出させ皇太子妃候補者名簿を写しとってしまった。成功に意気ごむ礼子は、カメラマン池谷三平をお伴に、次々と候補者訪問をして行った。だが驚いたことには、誰知るまいと思っていた候補者宅を先廻りして訪問している雑誌記者がいる。大作だった。実は、礼子とコンビの三平は大作の後輩で、大作には恩義もあって、秘かに礼子の持っている候補者氏名を複写して大作に手渡していたのである。その頃新聞は皇太子の京都行を報じていたが、最有力候補百合子姫が京都滞在中との情報を得た礼子は、いち早く単身急行列車で京都へ向かったが、食堂車で大作とバッタリ顔を合せて礼子は大憤慨。ところが脱線事故で海辺に急行が臨時停車をした時に、浜辺にたゝずんだ大作と礼子の胸に何時しか恋情が燃え上っていた。さて京都に着いた礼子は皇太子そっくりの青年を金閣寺でインタビューしたが、それが全くの人違いで困惑する。一方大作は見事百合子姫のインタビューに成功したが、礼子の失敗を三平より知り、彼女のためにすべてを提供することに決心した。こうして報道戦にも終止符が打たれ、二人の心は固く結ばれて行った。


解説

雑誌『平凡』掲載の金貝省三の原作から「純情社員」の長谷川公之が脚色、「若旦那の御縁談」の小森白が監督する。撮影も「若旦那の御縁談」の山中晋で、音楽は「荒城の月(1954)」の古関裕而の担当。出演者は「消えた中隊」の島崎雪子、「爆笑青春列車」の高島忠夫、和田孝、「長脇差大名」の藤木の実のほか、新人の池内淳子、江畑絢子に、三宅邦子、清水将夫、山形勲、二本柳寛など。


配給
制作国日本 (1955)
ジャンル 

1955年04月05日より



スタッフ

監督
脚本
原作
原案
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
島崎雪子白井礼子
高島忠夫 (Tadao Takashima)酒巻大作
和田孝池谷三平
江畑絢子白井幸子
清水将夫父博人
三宅邦子 (Kuniko Miyake)母房江
二本柳寛牧野弘造
山形勲田代勇
藤木の実大須賀緑
池内淳子 (Ikeuchi Junko)桂百合子
丹波哲郎 (Tetsuro Tanba)ニュースタイル社編輯部員A
松本朝夫ニュースタイル社編輯部員B
西朱実ニュースタイル社編輯部員C
井波静子白井家の女中
杉寛桂家の執事
小川虎之助大隅参三
千明みゆき大隅夫人
三重明子大隅令嬢
万代裕子大隅女中
児玉一郎松平元貞
浜野桂子松平令嬢
浅野雪子××神社女官
芝田良子××神社令嬢
若月輝夫ビヤ樽の男
鮎川浩山形健
若宮政彦皇太子に似ている青年
路マサ子百合子の友人
鈴木信二銀座楽器店々員
伊井ふみ子銀座楽器店々員
竹部薫ホテルのボーイ
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