関の弥太ッぺ(1955)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

甲州街道は菲崎の宿で、女歌舞伎市川喜久之助一座の楽屋を覗いた旅姿の彌太郎が、心安い仲の扇昇に、土地の顔役岩村の磯五郎の評判を訊いた。磯五郎の首に飯岡の助五郎が、五十両を賭けていたからだ。その磯五郎を狙って、箱田の森介が小料理「あけがらす」に斬り込んだが、首をあげたのはあとからきた彌太郎だった。先を越された森介は街道で彌太郎に追いつき、分け前をくれと迫った。だが、彌太郎は胴巻からその五十両が消えているのに気がついた。さっき茶店で休んだとき、十歳ぐらいの娘をつれた男がいたが、あいつが盗んだのにちがいない。その男−−和吉を彌太郎は吉原宿のはずれ、桂川の河原でつかまえた。彌太郎の刃に倒れた和吉は、お小夜を托して息を引き取った。彌太郎は旅篭沢井屋の主人金兵衛と息子銀太郎に、お小夜を預ってくれと五十両を添えて頼み、名も告げずに去った。そのあとで、金兵衛親子はお小夜が十年前に家出をした娘おすえの子だと知った。数カ年後、笹川の繁蔵のもとに草鞋を脱いだ彌太郎は、清滝の佐吉の家で助ッ人にきた森介と会った。そのとき、田毎の才兵衛から、沢井屋がお小夜を助けてくれた恩人を探していると聞いて、森介は吉野宿へ向った。沢井屋へ乗り込んだ森介は彌太郎になりすまし、恩を笠にお小夜の婿にしろと居直った。その森介を河原に呼び出したのは彌太郎で、二人が斬り合うのを見て、お小夜は初めて彌太郎を思い出して縋りついた。森介は悄然と去った。その翌朝、お小夜に見送られ、あてのない旅に出る彌太郎の頭上に、きょうも白い雲が流れていた。


解説

長谷川伸の小説を「番場の忠太郎」の三村伸太郎が脚色、「森繁のデマカセ紳士」の渡辺邦男が監督、「風雲三条河原」の友成達雄が撮影を担当した。主なる出演者は「王将一代」の島田正吾、辰巳柳太郎、石山健二郎、「綱渡り見世物侍」の水原真知子、「身代り紋三 地獄屋敷」の宇治みさ子、花柳小菊などの他新国劇の人々。


配給新東宝
制作国日本 (1955)
ジャンル 

1955年11月22日より



スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
島田正吾 (Shogo Simada)関の弥太ッぺ
河村憲一郎箱田森介
秋月正夫沢井屋金兵衛
宮本曠二郎伜銀太郎
水原真知子女房おすみ
宇治みさ子お小夜
石山健二郎堺の和吉
清水彰田毎の才兵衛
辰巳柳太郎笹川の繁蔵
野村清一郎清龍の佐吉
郡司八郎岩村の磯五郎
波多昇乾分伊三郎
伊勢敏子酌取女お吉
花岡菊子市川喜久之助
花柳小菊市川扇昇
小沢慶太郎板前の善公
対馬衣都美女中お竹
岡崎夏子餅屋の婆さん
牧村三津子お梅
小村俊明番頭源兵衛
柳田いね子お花
岡泰正茶屋の老爺
岡田暎一料理屋の若い者
宮島誠神楽の大八
大原栄子女役者
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