笛吹若武者

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

かつて不倫を犯した故をもって離縁された平経盛の妻椿の前は、経盛との間に出来た娘の玉織姫をつれて尾張の国から都に出て来た。都で椿は昔馴染の平時忠に会い、己の栄達をはかる時忠の思惑に同意した彼女はいやがる娘の玉織を関白近衛基通の寝殿に送った。だが玉織は逃げ出し、供侍に追われるうちに、経盛の子で、丁度、宿直の役にあった平敦盛に救われた。やがて椿母娘は経盛の屋敷に住むことになった。玉織は思慕する敦盛が異母兄だと知り運命の皮肉を嘆いた。野望を捨てぬ時忠は玉織を敦盛の側から引き離すために、かねて敦盛を恋する右大弁重虎の姫桂姫を上皇の命だといって敦盛と結婚させようとした。婚礼の夜、父の経盛から自分の本当の父親は後鳥羽法皇だときかされた敦盛は固めの盃を投げると玉織の後を追った。時も時、都に迫る木曽義仲の軍を逃れようとして関白は時忠や玉織姫をつれて叡山へ向った。それを知った敦盛も後を追い、折しも時忠の手を逃れて来た玉織と山中で会った。今や恋人同志となった二人は山小屋で結ばれた。玉織を連れて都に出た敦盛は平家一門が西国に逃れて行ったのを知り、その後を追ったが須磨の浦で熊谷直実に討たれた。一方、源氏の追手を逃れた玉織は今は尼となっている敦盛の乳母に救われた。伜の小次郎を戦いで失った直実は回向のためにその尼寺に来た。玉織は敦盛の最後をきき悲しのみあまり自殺を図った。直実は玉織に満月の夜、敦盛の死体を舟に乗せて海に流すといった。満月の夜、玉織は海辺で歌をうたった、死んだ筈の敦盛が現われた。手をとりあった二人は舟に乗って月夜の海をいずこともなく立ち去った


解説

北条秀司の原作を「俺は藤吉郎」の八尋不二が脚色、「荒獅子判官」の佐々木康が監督、「薩摩飛脚 完結篇(1955)」の三木滋人が撮影を担当した。主なる出演者は「ふり袖小天狗」の美空ひばり、宇佐美諄、「御存知快傑黒頭巾 新選組追撃」の大友柳太朗、「まぼろし怪盗団 (三部作)」の月丘千秋、「親馬鹿子守唄」の星美智子、新人、菊五郎劇団の大川橋蔵など。


配給東映
制作国日本 (1955)
ジャンル 

1955年12月04日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
大川橋蔵平敦盛
美空ひばり (Misora Hibari)玉織姫
大友柳太朗熊谷直実
宇佐美淳也平経盛
月丘千秋椿の前
堀正夫平時忠
小柴幹治 (Kanji Koshiba)平知盛
中村時十郎平宗盛
山茶花究右大弁重虎
星美智子桂姫
朝雲照代萩野
大文字秀介之春
時田一男時光
中野市女蔵扇の七郎
矢奈木邦二郎後白河法皇
赤木春恵二位殿
吉田江利子丹後殿
香月涼二公達資時
尾上笹太郎公達有盛
波多野博公達知章
鳳衣子
水野浩木樵
明石潮近衛基道
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