悪の報酬(1956)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

刑期を終え、刑務所の門を出た荻原良助は妻の房と、警視庁の剣持刑事から廻されたという車に乗り込んだが、本物の剣持刑事が来たのはそれから数分後のことである。赤坂附近の濠に房の死体が上って、警視庁捜査第一課は色めきたった。剣持刑事はその夜ガソリン・スタンドの主人で碁敵の栗橋を訪ねた。栗橋夫妻は孤児救済に尽力する篤志家で、勇一と晴美のほかに養女桂子がいる。平和に暮らす彼の頭痛のタネは義弟功が悪い仲間とつき合っていることだ。同じ夜、不良仲間の立話を盗み聴いて彼らの親分太田という人物に眼をつけた剣持は、キャバレー「黄金馬車」に忍び入るが、その地下室に銅版職人の荻原が監禁され、贋造ドル紙幣を作っているとは夢にも知らなかった。謎の男太田のコップを手に入れた剣持は指紋を調べたが、前科者に該当者がなく、太田の正体は依然として不明だった。翌日の正午、太田の情婦典子と手下の俵藤は香港から到着した麻薬密輸団の首領ハーゲンを羽田空港に迎えた。彼は暗黒街のボス南郷に麻薬を提供し、その代償に莫大な贋ドルを受取るためにやって来たのである。そして太田はその南郷の片腕として暗躍する男なのだ。功は太田や俵藤の手足となって働いていた。数日後、印刷機に縛られた荻原の死体が隅田川から引揚げられた。贋ドル紙幣積出しの気配を察知した剣持は怪自動車を追跡中、横合から飛び出した車のため重傷を負った。それに屈せず剣持は内偵を続け、太田が元海軍の通信士で、栗橋と同一人物であることを突きとめた。時を移さず水上警察の監視艇は夜の海上に密輸船を捕え、ガソリンスタンドの地下室に追い込まれた、栗橋は、ガソリンを爆発させて自決した。


解説

久々の陶山鉄と「三つの顔」の共同脚色者の一人、舛田利雄が共同で脚本を書き、「志津野一平 愛欲と銃弾」の野口博志が監督、「江戸一寸の虫」の永塚一栄が撮影を担当した。主なる出演者は「続・警察日記」の伊藤雄之助、三國連太郎、日高澄子、「人生とんぼ返り(1955)」の水島道太郎、「月がとっても青いから」の菅井一郎、「乳房よ永遠なれ」の坪内美詠子など。


配給日活
制作国日本 (1956)
ジャンル 

1956年01月08日より



スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
伊藤雄之助栗橋重夫(実は太田)
坪内美詠子妻文子
香川良久長男勇一
二木てるみ娘晴美
牧真介
水島道太郎剣持徹
原恵子妻芳子
菅井一郎菅井警部
雪岡純須山刑事
田島義文上村刑事
雨宮節子磯部桂子
ディック・ミネ俵藤勇
冬木京三荻原良助
山村くに子妻房
日高澄子マダム典子
I・ビュックG・ハーゲン
明美京子パン助春公
竹内洋子パン助ルミ
三國連太郎 (Rentaro Mikuni)南郷篤志
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