君美しく

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

兄の一郎が太平洋戦争で南海に散華したあと、田代真紀子は妹の茜とデパートに働き、老母や弟俊二の一家を支えていた。ある日、偶然にも茜の売場へ買物に来た日航の操縦士国友明彦は、一郎の旧友で、真紀子にとっては曽ての意中の人だった。その頃、課長と争って会社を辞めた俊二は、早川という男の世話を受けながらキャバレーで働いている篠原彩子と知り合うが、彼女こそは亡兄一郎の愛人であった。隣家に住むバーの女みどりから俊二の失職を聞かされた真紀子は、泣いて弟を責め、姉弟の間には深い溝ができてしまった。そして、家を飛び出した俊二は彩子のアパートに走り、明彦の斡旋で飛行場の整備員として働くことになった。一方、明彦と茜の仲も進んだ。茜がスチュアーデスの合格祝いで帰宅がおくれた夜、姉妹は激しくいい争うが、真紀子は茜の恋人が明彦だと判って愕然とした。また、早川の嫉妬から俊二と彩子の関係が表沙汰となったとき、弟の身を案じるあまり真紀子は彩子を訪ねて、俊二と別れてくれと迫った。彩子は一郎との間にうまれた昌一をつれて姿を消し、怒りに燃えた俊二は「姉さんは鬼だ。兄さんの葬式の日、涙も流さずに着飾って……」と罵った。だが、そこへ訪ねて来た彩子の父から、十年間も真紀子が亡兄の子供に仕送りを続けていたと聞いて、姉の前に両手をついた。真紀子は「青春の最後の姿を見ておきたかったの」と泣くのだった。かくて、北海道に再出発を求めた俊二と彩子、昌一の第一便と写真に胸をつまらせ、明彦と茜の乗る旅客機を見送る真紀子の瞳には、この世で最も清く美しい涙が光っていた。


解説

田井洋子と佐々木恵美子の原作を「暴力街(1955)」のコンビ、井手雅人と瀬川昌治が共同脚色し、「あこがれ(1955)」のコンビ中村登が監督、生方敏夫が撮影を担当した。主なる出演者は、「絵島生島」の淡島千景、高橋貞二、「忘れじの人」の岸恵子、「あこがれ(1955)」の野添ひとみ、「裏町のお嬢さん」の菅佐原英一、「花ひらく(1955)」の桂木洋子、新人船山裕二など。


配給
制作国日本 (1955)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1955年12月28日より



スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
船山裕二田代一郎
淡島千景 (Chikage Awashima)真紀子
高橋貞二俊二
野添ひとみ
浦辺粂子峰子
桂木洋子篠原彩子
菅佐原英一国友明彦
岸惠子 (Keiko Kishi)富氷みどり
日守新一篠原欣吾
水上令子お豊
松山恒夫昌一
北竜二 (Ryuji Kita)永山隆二
永井達郎早川雄平
末永功杉浦
竹田法一アパートの管理人
南郷佑児酔った下士官
春日千里あいまい屋の女将
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