北海の叛乱

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

浪を蹴って帰港を急ぐ捕鯨船海南丸の前甲板では、川名、大山両機関士をリーダーとする組合員が賞与棚上げ反対運動の気勢をあげていた。名砲手といわれる黒田は幼いころから山本社長の世話になり、学校まで出して貰っただけに苦しい立場にあった。果して棚上げ問題の交渉は、労使双方が譲らず揉み合っている折も折、社長の令息で常務の徹が欧米視察旅行から帰ってきた。交渉が物別れとなった夜、黒田と徹は酒をくみかわしながら、常務と砲手の立場を離れ、裸の人間として協力を誓い合うのだった。まもなく、徹の設計になる新造船富士丸が完成して、海南丸の乗組員が処女出漁するが、徹と過激な川名一派との間に横たわる溝は深まるばかりだった。成果を収めて帰港した日、黒田は徹から伊東船医の娘満智子に贈り物を届けてくれと頼まれたが、その中には求婚の手紙が入れてあった。徹には駿河野会長の娘洋子という許嫁があるが、彼の心はいつか満智子に惹かれているのだった。だが、満智子は黒田を慕っていたので、徹の愛をうけることは出来ず、率直な返事を書いた。北海道の厚岸港を基地にして富士丸と大和丸は、活動を開始することになった。そして、鯨の大群を発見した富士丸は洋上に追うが、世界の労働線戦統一を夢みて日本脱出を画策する川名一派は、禁止ラインを突破しようと図った。ブリッジの徹はそれを知るや「引返せ!」と叫ぶが、川名の拳銃が背後から威嚇して、徹の口を塞いだ。険悪な事態に黒田は機関室に躍り込んでエンジンを破壊し、拳銃の乱射に屈せず大和丸に泳ぎつき、川名のボート目がけて撃鉄をひくのだった。ボートは木葉微塵に砕けたが、黒田も崩折れて絶命した。


解説

木村千依男の脚本を「関の弥太ッぺ(1955)」の渡辺邦男が「たん子たん吉珍道中 (三部作)」の毛利正樹と共同監督、「森繁のデマカセ紳士」の渡辺孝が撮影を担当した。主なる出演者は「柿の木のある家」の上原謙、「息子一人に嫁八人」の藤田進、「黒帯無双」の二本柳寛、安西郷子、「姿なき目撃者」の久慈あさみ、「お嬢さん女中」の高島忠夫、久保菜穂子など。色彩はイーストマン・カラー。


配給
制作国日本 (1956)
ジャンル 

1956年01月08日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
上原謙山本徹
藤田進 (Susumu Fujita)黒田篤男
二本柳寛川名理介
安西郷子川名京子
久慈あさみ伊東満智子
高田稔伊東船医
横山運平駿河野邦之助
久保菜穂子駿河野洋子
小堀誠山本社長
舟橋元大山
江見俊太郎火野
山室耕小谷
鮎川浩辻野
江川宇礼雄 (Ureo Egawa)阿部船長
広瀬垣美八隅船長
高島忠夫 (Tadao Takashima)森一等運転士
小笠原弘林通信土
岬洋二岸川支店長
鳥羽陽之助重役村上
阿部九洲男重役北村
原文雄重役鳥井
三原純経理部長
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