快傑耶茶坊(前後篇)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

前篇・流血島の鬼−−慶長十四年、奄美大島の春。学問を終えて島に戻った真牛を恋人の思益が迎えた。彼女の兄耶茶坊は村長の息子で、イマという許婚がいた。その夜の祝宴で耶茶は女をからかった大男猪の熊を倒した。その時、突如砲声と共に薩藩の奄美侵略が開始された。島民の総力蹶起にたじろいだ薩藩は自治を許すと約したが、その和解の式場で耶茶の父耶太加那は荒川三十郎に刺された。奄美は完全に征服され、裟蕪呂長者も代官新殿作之助に従った。村一番の美女真鶴も代官に与えられた。思益は三十郎にいどまれて拒んだ末、斬られた。耶茶は復讐を決意し、甘蔗畑で三十郎を殺した。その夜イマの家に行った耶茶は薩摩勢に包囲され、イマは捕えられた。耶茶は唐陀羅祠山に逃げ込み、ハブにかまれて倒れた。目覚めた彼の枕許には薬草と“島民を救うのは耶茶だ”と託した紙片があった。里では、イマが使役に服し、真牛は新殿の帳付役として島民の嘲笑を浴びていた。この頃、島の各所には“やちゃ”と記した紙片をつけた薩兵の死体が発見された。ある夜、裟蕪呂の家に忍び寄った耶茶は出会い頭に真牛と格闘となり、その物音に薩兵が押寄せてきた。逃げようとした耶茶は塀に飛びついたが一斉射撃を受け、よろめいた。後篇・絶海の死闘−−耶茶捜索はますます厳しくなったが、島民は彼を信頼していた。ある日、耶茶は唐陀羅祠の神の指示と少年十太の手引で、島民やイマと会うことになった。その夜イマは秘かに裟蕪呂の邸を出たが猪の熊に尾行され、会合場所の寸前で捕まった。しかしイマはそこに現われた耶茶に救われ、二人は久しぶりの逢瀬を楽しんだ。イマの脱走を助けた疑いで拷問された真牛は耶茶捕縛を代官に誓った。耶茶は岬で島民の代表に会い、薩摩打倒の指揮をとることになった。ある日、工事に駆り出された島民達を護送していた真牛は耶茶達の襲撃を受け辛くも逃れた。猪の熊も改心し、工事場見廻りの武士を殺して自分も死んだ。ある夜、山神のお告げで耶茶達の危険を知ったイマは急を告げようとしたが実は源太の計略だった。火あぶりを宣告されたイマを救おうとした真牛は源太に捕まり拷問を受けた。イマは始めて真牛の真意を知った。牢に入れられた二人は耶茶坊に救われ、島民も立ち上った。農民達は喚声をあげて裟蕪呂邸になだれ込み、裟蕪呂は耶茶坊に倒された。代官新殿を始め裟蕪呂の手下や薩兵は遂に降伏した。真牛は拷問のため、思益の側に埋めてくれと遺言して息絶えた。朝日に輝く海岸には、島民の先に立つ耶茶坊とイマの姿があった。


解説

新納進の原作を神楽四郎が脚色、「極楽剣法」のコンビ、丸根賛太郎が潤色、監督し、中尾利太郎が撮影を担当した。主な出演者は「逢いたかったぜ」の名和宏、「港の乾杯 勝利をわが手に」の南寿美子、「極楽剣法」の明智三郎、新倉美子、「死の十字路」の安部徹、「銀心中」の河野秋武、他に島秋子、永井柳太郎など。


配給
制作国日本 (1956)
ジャンル 

1956年04月18日より



スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
名和宏耶茶坊
片桐常雄耶太加那
南寿美子イマ
相馬幸子イマの母
島秋子思益
明智十三郎真牛
安部徹 (Tooru Abe)猪の熊
永井柳太郎牧直
東恵美子真鶴
瀬川路三郎裟蕪呂長者
殿山泰司 (Taiji Tonoyama)大親
河野秋武代官新殿作之助
四代目澤村國太郎 (Kunitaro Sawamura)荒川三十郎
雲井三郎寺師主水
芝田新西塔源太
小林重四郎名越作左衛門
新倉美子細鍋
長谷川照容マトカ
武石征雄十太
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