江戸三国志(三部作)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

江戸三国志−−江戸の盗人市。怪盗日本左衛門は、高価な伊太利さんごの売り主お蝶に目をつけ、彼女の帰途を擁して強請りにかかった。だが左衛門の企てはそこに通りかかった尾州家のやんちゃ三男坊万太郎一行のため失敗した。お蝶を送り届けた家臣相良金吾から、お蝶は切支丹にゆかりの者と聞いた万太郎は、金吾に重代の家宝“出目洞白の鬼女の面”を見せ、それにまつわる不思議な物語をした。しかし面は日本左衛門に奪われた。捜索を命ぜられた金吾は盗人市で面を見つけたが左衛門一味の先生金右衛門に仆され左衛門の情婦お粂に助けられた。騒ぎにまぎれて、面は道中師伊兵衛の手に。この頃、切支丹屋敷の宮庫から宝物が次々に紛失したが犯人は、ころびばてれん二官の娘お蝶だった。二官はお蝶に、自分がローマ王族の後裔で秘宝“夜光の短剣”を探していると語ったがそれを知った伊兵衛に殺された。万太郎が易者馬春堂の手引でお粂の家に赴くと、金吾は彼を恋したお粂のため熱海に連れ去られていた。左衛門は伊兵衛から面を奪い宮庫に入ったが短剣はない。一方お蝶は獄中の伴天連ヨハンから短剣の在所を示す聖書を手に入れたが伊兵衛に奪われた。伊兵衛を追う左衛門一味に囲まれた万太郎。その身に左衛門の烈刀が迫る。江戸三国志・疾風篇−−人気のない熱海海岸。漁師に襲われた娘月江を尾州家の用人善右衛門が助けた。彼は失そうした金吾を探しに来たのだが、宿屋で金吾を発見し、不覚を恥じる彼を叱り励ました。伊兵衛を追う万太郎は左衛門一味のそらッ八を捕えて面の隠し場所を知り狛家を訪れようとしたが、郷士たちに谷底へ落された。狛家の当主千蛾老人は、伊兵衛と共に面を空井戸に隠そうとして中に落ち込んだ馬春堂を捕え、面を手に入れた。狛家の跡とり娘月江は用人久米之丞に結婚を強いられ、はねつけたが、なおも迫る彼を避けようとして断崖から落ちた。左衛門は久米之丞を斬り、さらに千蛾老人からふとしたことでお蝶、伊兵衛と廻った鬼女の面を再び手に入れた。やがて八代将軍吉宗は鬼女の面を見たいと所望、尾州家は苦境に立った。万太郎は再び左衛門一味と対立。万太郎の勇姿に左衛門一味の輪がじりじりと迫った。江戸三国志・完給迅雷篇−−万太郎の危機を見たお粂は、金吾に急を知らせた。金吾と捕方の救援で事なきを得た万太郎は、お粂の突然の自害に驚いた。お粂は金吾に不覚を取らしたことを詫び、鬼女の面は旅篭秦野家にあると告げた。万太郎は左衛門に傷を負わせ、面を取り戻した。千蛾老人は万太郎に“夜光の短剣”の捜索図を与え、月江と金吾の結婚を頼んだ。月江は、久米之丞に襲われた身を金吾に救われて以来、彼を恋していた。そこに現われた左衛門は老人を斬り、万太郎から捜索図の一片を奪って姿を消した。捜索図は江戸城中を指し、吉宗の許しを得た万太郎らの捜索が始まる。万太郎はある夜、城中で黒衣の曲者を捕えたが意外にもそれはお蝶。彼女は左衛門に近づき捜索図の一片を手に入れ万太郎に協力しようとしたことを語った。欠けた捜索図は復元、短剣の所在が判った。石神堂の塚ほとりで万太郎は遂に左衛門を仆した。万太郎は夜光の短剣をお蝶に与え、一生お側にとせがむ彼女を振り払って、父の国ローマへ向う船上のお蝶を見送った。


解説

吉川英治原作による、三部に亘るスペクタクル時代活劇。「おしどり囃子」の八尋不二が脚色し、「続源義経」の萩原遼が監督した。撮影は「水戸黄門漫遊記 怪力類人猿」の杉田正二。主な出演者は「おしどり囃子」の大川橋蔵、「剣法奥儀 二刀流雪柳」の伏見扇太郎、千原しのぶ、「異国物語 ヒマラヤの魔王 (三部作)」の喜多川千鶴、徳大寺伸、「父子鷹」の月形龍之介など。


配給
制作国日本 (1956)
ジャンル 

1956年05月24日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
大川橋蔵徳川万太郎
伏見扇太郎相良金吾
徳大寺伸徳川義通
清川荘司用人善右衛門
有馬宏治今井二官
千原しのぶ今井お蝶
浅野光男河合伝八
北沢彪ヨハン
月形龍之介日本左衛門
月形哲之介先生金右衛門
遠山恭二四ッ目屋新助
星十郎お人好しのそらッ八
中野文男雲霧仁三
近江雄二郎千束稲吉
国一太郎尺取り十太郎
喜多川千鶴丹頂のお粂
吉田義夫道中師伊兵衛
渡辺篤馬春堂
明石潮千蛾老人
円山栄子娘月江
本松一成次郎
中野雅春関久米之丞
片岡栄二郎 (Eijiro Kataoka)徳川吉宗
森田肇坪井玄庵
大丸巌半五郎
山田光子お常
小田部通麿秦野屋九兵衛
中村時十郎小早川剛兵衛
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