怨霊佐倉大騒動

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

佐倉両総十二郡の領主、堀田上野介正信は、苛酷な取立を行い、領民は苦境に陥っていた。名主たちの嘆願をよそに、城代家老堀田玄蕃は年貢米の二割増額を申付けたが、更に、桝屋の儀兵衛の娘八重が正信の側室であるのを利用して儀兵衛に不正の桝を作らせ、年貢米を偽り取ろうとした。城下公津村の名主宗五郎は、虐げられる百姓の味方となって今では百姓の神様とまで云われていた。年貢米納入の日が来た。役人の桝に不正を見つけた百姓たちは一斉に騒ぎ出し桝を奪った。だが、それも束の間、玄蕃は役人や捕使に命じ、証拠の桝を壊させ、その上、桝を作った儀兵衛を殺し、正信の側室八重には宗五郎が下手人だと偽った。怒りたった百姓たちは教全和尚の仏頂寺に竹槍や手斧を持って集り、敵わぬ迄も城へ討入ろうと喚声を上げた。だが、宗五郎は犬死を戒め、江戸屋敷にいる城主正信に直接嘆願を試みようと一同にはかった。やがて宗五郎たち十数名の百姓は連れ立って江戸屋敷を訪れ、窮状を訴えた。しかし、父殺害の犯人を宗五郎と信ずる八重の助言で、正信は逆に百姓たちを召捕ろうとした。宗五郎たちは危うく難を逃れたが、かくなる上はと、大老酒井雅楽守に路上から嘆願書を差出した。更に意を決した宗五郎は今度は将軍直訴を企て、一夜故郷へ帰り妻子に別れを告げて来た。将軍の寛永寺参詣の日、教全和尚の計らいで宗五郎は直訴の役目を果した。村に帰った宗五郎は、忽ち佐倉城の役人に捕り、妻や幼い子らとともに磔にされ刑場の露と消えた。その夜、城内で処刑の模様を聞く正信の眼前に突如、宗五郎の亡霊が現われた。奸計を漸く知った八重は正信に玄蕃の悪計を告げて自害、正信も初めて百姓たちの窮状を知り、一味を捕縛した。刑場跡に宗五郎の祠が建てられ彼の死も無駄にはならなかった。


解説

佐倉宗五郎の義挙で有名な佐倉義民伝を新角度から眺めた時代劇大作。「金語楼の兵隊さん」のコンビ渡辺邦男が脚本・監督、渡辺孝が撮影を夫々担当した。主な出演者は「疾風!鞍馬天狗」の嵐寛寿郎、「妻の心」の花井蘭子、「暴力の王者」の中山昭二、「若さま侍捕物帳 魔の死美人屋敷」の岡譲司、「金語楼の兵隊さん」の宇治みさ子など。


配給新東宝
制作国日本 (1956)
ジャンル 

1956年06月27日より



スタッフ

監督
脚本
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
嵐寛寿郎宗五郎
花井蘭子妻きん
大沢幸浩長男宗平
上田明男次男源之助
松本直明三男喜八
小野田高久四男六之助
中山昭二堀田上野介正信
阿部九洲男堀田玄蕃
中村彰池浦主計
鮎川浩金沢丈右衛門
広瀬恒美稲葉十郎衛門
沢井三郎岡村要蔵
三浦恭二和田兵衛門
加藤章名倉甚太
山室耕伝蔵
高田稔小島式部
若柳敏三郎山崎庄内
岡譲司教全和尚
鳥羽陽之助儀兵衛
宇治みさ子八重
横山運平甚兵衛
岬洋一忠蔵
原文雄半十郎
国創典重右衛門
広瀬康治百姓
花岡菊子女房よし
江川宇礼雄 (Ureo Egawa)警固頭
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