紀州の暴れん坊(1956)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

紀州徳川の次男坊源六郎は、父光貞の厄年に生れたため乳母お浜の手で紀州家とは無縁に育った。だが十一歳の折、身の素姓を知った彼は無情な父母に怒り、お浜を実の母として偽りなき世界に生きようと決意。以後、城下外れの円妙寺に移り住んだ源六郎は紀州の暴れん坊と異名をとるに至る。源六郎十七歳の時、兄に当る城主頼職は病床に伏す。光貞は主席家老本間主水、お守り役加納将監らに源六郎帰城を説かせるが彼は動かない。紀州を離れて暮そうと考えた源六郎は一日、近習左近を伴いお浜を訪ねる。だが彼の大成を望むお浜は将監や住職俊海の心中を察し、置手紙を残し姿を消していた。お浜を探して伊勢松坂へ赴いた源六郎は、不漁に苦しむ漁夫のため公儀禁断の海域に網を入れ、山田奉行大岡忠相に不心得を戒められる。虫の納まらぬ彼は和歌山へ戻るや忠相を呼び寄せ詑びを迫るが、彼の態度に感服。一方忠相も源六郎の秀でた素質を認める。暴れ若君に手をやく将監は一策を案じ、家臣磯野半左衛門の娘珠江をお側女として心境の変化を計る。だが珠江には初頼東馬という真影流使い手が恋人。源六郎は二人の仲を察し、珠江を去らせる。城中では当主頼職の病重く、主水は分家の光千代を当主にすべしと主張、しかし光貞夫婦は源六郎にあく迄望みを捨てない。その頃、源六郎は伊勢海岸で、似た境遇の海女おいくと日々を過す中、村の祭礼の日、お浜をみつけ喜んで円妙寺へ連れ帰る。そこに待つ光貞夫婦に見向きもせぬ源六郎は突如、悪事を企む主水の用人赤山平太夫の甘言に乗った覆面姿の東馬に襲われるが、珠江の出現で事なきを得る。八代将軍に紀州家をと老中の内命を受けた忠相は急拠源六郎の許へ。彼の諌言に源六郎も遂に意地を捨て帰城。頼職は彼に後事を託し世を去った。家来の悪業を知った主水は平太夫らを追放、自らは割腹せんとしたが源六郎の阻止にただ号泣。かくて源六郎は紀州家を継ぎ、自分の娘と称し、おいくを仕してくれた忠相の好意に、大成を心から誓った。


解説

豪放痛快、一代の反逆児八代将軍吉宗の若き日を描く娯楽篇。新進渡辺哲二の脚本により、「マリヤ観音 (前後篇)」の酒井辰雄が監督「アチャコの子宝仁義」の竹野治夫が撮影を担当する。主な出演は「マリヤ観音 (前後篇)」の中村賀津雄、「女難屋敷」の中村芝雀、「恐妻一代」のアチャコ、「花笠太鼓」の近衛十四郎、「漫才学校 第二部 ガヤガヤホテル」の高野真二、「アチャコの子宝仁義」の朝丘雪路、その他山鳩くるみ、高木悠子、市川春代など。


配給松竹
制作国日本 (1956)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1956年10月24日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
中村嘉葎雄 (Katsuo Nakamura)紀州源六郎
明石潮父光貞
高山裕子光貞の夫人
高野真二兄頼職
香川良介本間主水
富本民平加納将監
天野刄一赤山平太夫
笹川富士夫黒木左門
近衛十四郎大岡忠相
大塚君代妻ぬい
高木雅代娘雪子
春日昇加藤甚九郎
花菱アチャコ円妙寺俊海
南光明磯野半左衛門
春日千里妻その
朝丘雪路娘珠江
中村芝雀初頼東馬
山鳩くるみ海女おいく
草島競子母いよ
高木悠子旅芸人お春
滝沢ノボル旅芸人三吉
小原美子旅芸人お美津
田中謙三地廻りの久六
乃木年雄御殿医玄斎
青山宏近習左近
高村俊朗福田主膳
市川春代乳母お浜
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