哀愁の街に霧が降る

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

斎藤智之は或る夜大学生仲間と酒場に行き、そこで似顔を描いている女性の清純な眼差に心惹かれた。智之がその女性千種子に似顔絵を描いて貰っていると、横合いから一人の男が割り込み彼女を追い帰した。智之はその男が代って描こうというのを断ったため、酒場の帰り袋叩きにされた。寄宿先の叔父の家へ帰ると、叔父が大学の部長候補に上ったとかでごった返していた。翌日許婚の美佐緒が訪ねて来たが、彼には千種子の事しか念頭になかった。やっと千種子のアパートを探しあてた智之は、千種子が美校の学生で、姉芳子の病気のため似顔描きのアルバイトをして居り、昨夜の男八郎は、彼女が困窮の折り金を貸してくれたことからつきまとっている事を知った。姉の容態の急変におろおろする千種子のため智之は自分の持物を売って金を作り、更に叔父に借用を申込んだが断られて、アルバイトのため東京を離れた。智之から来た手紙を運悪くみつけた八郎は、婚約者があるから諦めてくれという内容にすり変えてしまった。悲しんだ千種子は姉の後を追って故郷へ帰った。失意の千種子の許へ或日智之が訪れ、誤解もとけた二人は東京へ戻って来た。その喜びも束の間、或夜八郎がやって来た。ナイフを持った八郎と智之がもみあう中に、八郎は自分を刺してしまった。自首する決心の智之は叔父の家へこれまでの礼を言いに行ったが、部長の椅子を失うことをおそれた叔父は逃げるよう命じた。一旦はその気になった智之も千種子の言葉に心を決め、二人は抱き合って霧の深い道を歩いて行った。


解説

山田真二・青山京子のコンビで描く甘美な恋の歌謡メロドラマ。「囚人船」の村田武雄と監督の日高繁明が脚本執筆、「あの娘が泣いてる波止場」に次いで監督する。撮影は「ボロ靴交響楽」の栗林実。主な出演者は「朝霧(1955)」で名コンビぶりをしめした山田真二と青山京子のほか「のんき夫婦」の北川町子、「緑眼童子 (二部作)」の徳大寺伸、「森は生きている(1956)」の小沢栄、「夕日と拳銃」の村瀬幸子、その他森啓子、山本廉、清水一郎など。


配給東宝
制作国日本 (1956)
ジャンル 

1956年10月31日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
山田真二斎木智之
小沢栄太郎 (Eitaro Ozawa)宇部達成
村瀬幸子宇部志津
青山京子綾川千種子
北川町子 (Machiko Kitagawa)綾川芳子
森啓子林美佐緒
徳大寺伸八郎
山本廉学生鈴木
越後憲三学生三好
菅原文太 (Bunta Sugawara)学生中川
恩田清二郎私立探偵松島
宮田芳子冴子女史
清水一郎中年の紳士
音羽久米子マダム
村上冬樹 (Fuyuki Murakami)雑誌記者A
高梨達雑誌記者B
和田潜労働者A
伊海田弘労働者B
永谷三郎労働者C
出雲八重子飯場の小母さん
千葉一郎組頭
細川隆一学生A
大前亘学生B
勝本圭一郎医者
瀬良明アパートの住人
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