妖雲里見快挙伝・前後篇

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

前篇−−長祿元年、安房の滝田城主里見義実は隣国の安西景連に攻められ、落城も旦日に迫る。降伏の代償は義実と妻五十子の一粒種伏姫。激昂する城兵にも安西は夜討ちで皆殺しを企て、いさめる犬塚信乃も却って怒りを買う。義実は伏姫に、伝来の八つの水晶と小玉百個を連ねた珠数を手渡し、庚申山の旧臣犬田小文吾の許へ逃れよとさとすが、伏姫はその夜、一人、安西の許へ赴き、その後を愛犬八房が追った。失踪に驚いた里見勢は火の手が上った安西陣に突入、八房にかみ殺された景連の傍に伏姫を見出した。彼女は珠数が身を護ってくれたと告げる。瞬間、八個の珠は天空に飛び散る。姫は、後日この珠を持参する八勇士が里見家を守ると予言し絶命する。犬塚信乃の鎧から孝の玉を見出した義実は、家臣加入を承知させる。一方、里見打倒の兵を挙げようとした馬加大記は止めだてる犬川荘助を、腹臣網乾左母二郎の取なしで入牢させる。馬加と網乾は明年、里見が関東管領足利成氏の許に運ぶ名刀村雨丸を奪い取り、失脚させようと企む。里見の領では仲睦じい信乃と浜路。彼女に懸想した網乾は、行方不明の兄犬山道節の消息を囮に誘い出すが、通りかかった彼の情婦舟虫と犬田小文吾のために失敗する。村雨丸を持参した家老杉倉木曽之助と信乃一行は途中、赤岩一角ら妖怪達に刀をスリ換えられる。成氏と馬加は刀のスリ換えを指摘、責を負って杉倉は切腹。他の使者も捕えようとする馬加に一座は乱闘となる。玉の出現で結ばれた信乃と成氏の家来犬塚現八は、娘田楽の旦開野の小屋に逃れ、彼女も同志と知る。十五日の期限で村雨丸探索に努める里見一族を滝田城に囲んだ馬加は、義実を捕えんと城中に乗込み、大乱闘となる。完結篇−−滝田城内は修羅場と化し、義実は家臣や伏姫の亡霊に守られ小文吾の隠れ家に逃れるが、一角等妖怪の化けた五十子のため連れ去られる。後を追う小文吾、通りすがりの武士犬村角太郎、信乃、現八達は、一味と乱闘の末、一角を殺し義実を救い出す。一方網乾に捕えられた浜路は、兄道節や信乃、現八に救われる。馬加の忠臣荘助も君臣の縁を切り、志士らの許に来る。馬加は成氏に村雨丸を奉呈し、安房の国守に任ぜられる。五十子は犬江親兵衛に助けられて義実と再会、ここに玉を所持する七人と里見の残党四十名は義実らを守り里見家再興の誓いを立てる。一方、祝宴に事よせて成氏を招き毒害しようとした馬加は旦開野に見破られてしまう。旦開野こそは馬加大記に殺された犬坂次郎左衛門の忘れ形身、犬坂毛野。そこへ信乃、荘助、道節、現八、小文吾らが現われる。馬加、左母二郎、舟虫らは正義の刃に伏す。再び里見の城趾。成氏は義実に己れの非を謝まり、改めて彼を安房の国守に任じた。


解説

滝沢馬琴の名作“南総里見八犬伝”の映画化。「坊ちゃんの逆襲」の川内康範が脚色、「鬼姫競艶録」の渡辺邦男が監督、「軍神山本元帥と連合艦隊」の山中晋が撮影を担当する。主な出演者は「人形佐七捕物帖 妖艶六死美人」の若山富三郎、宇治みさ子、阿部寿美子、「鬼姫競艶録」の小笠原竜三郎、中山昭二、沼田曜一、丹波哲郎、「美男をめぐる十人の女」の城実穂、「女競輪王」の遠山幸子、「波止場の王者」の和田孝、ほかに坊屋三郎、林寛、阿部九洲男など。


配給
制作国日本 (1956)
ジャンル 

1956年12月28日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
若山富三郎 (Tomisaburo Wakayama)犬塚信乃
和田孝犬川荘助
中山昭二犬山道節
小笠原竜三郎犬飼現八
鮎川浩犬田小文吾
沼田曜一犬江親兵衛
御木本伸介犬村角太郎
城実穂犬坂毛野
林寛里見義実
花岡菊子五十子
遠山幸子伏姫
岬洋二杉倉木曾之助
宇治みさ子浜路
阿部寿美子舟虫
北沢典子千草
中村彰足利成氏
阿部九洲男馬加大記
丹波哲郎 (Tetsuro Tanba)網乾左母二郎
加藤章軍木五倍二
坊屋三郎赤岩一角
大谷友彦安西景連
市川門三郎成氏の重臣
日夏京子春乃
菊地双三郎牢番
若杉嘉津子若荻
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