白磁の人

上映スケジュールはコチラ!

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

鈴井鹿子は親友石山室子や三原槙子と山中湖へ赴いた折、青年実業家佐伯と知り合う。ドンファンの彼は、歓心を買おうと高価な真珠のネックレースを贈る。潔癖な鹿子は早速、返しに行く途中、事業の不振で債権者登根への返済金に苦慮する父善介に会い、ネックレースを盗まれてしまう。だが気弱な父が、悪いと知りつつ手を出したと判れば、父の窮状をよそに遊び歩く派手好きな義母照代の方がうらめしい。一方、佐伯は商用で大阪へ向う列車で、かつて関係のあった女給喜絵が急病で苦しんでいるのに逢う。乗り合わせた医師五藤の手当で事なきを得たが、佐伯は五藤の看護婦元羽つね美に魅了される。とも知らぬ鹿子は、父のため佐伯に借金を申込むが確答は得られない。程なく、槙子が自動車事故で五藤とつね美の病院に入院。見舞いに通う鹿子が男らしい五藤に好感を抱き始めた頃、登根の甘言に乗った照代が突然家出する。鹿子は喜絵と連れ添う佐伯を見、難詰したが、逆にネックレースを返せと居直られてしまう。鹿子はミス・コンテストに応募、賞金で買ったネックレースを佐伯に叩きつけたが、出場を快く思わぬ勤務先の洋裁店“ルック”の主任、黒木佐賀子に馘を申し渡される。鹿子に眼をつけたのは佐賀子のパトロン中峰昭行。好色な彼は鹿子を秘書に採用し、怒った佐賀子は鹿子に、中峰の脱税の祕密をアバくと脅迫。鹿子の連絡で佐賀子と交渉に赴いた長男衞は淫らな態度にたまりかね飛び出す。鹿子は中峰の出張先名古屋へ赴く前、五藤に愛情を打明けようと下宿を訪ねたが、つね美の存在に云い出しかね、そのまま出発。名古屋の旅館で本性を現わした中峰は彼女に挑むが、佐賀子の密告で警察の手が廻ったという急報で虎口を脱する。帰京した鹿子は再び五藤を訪れるが、彼のつね美に対する愛情を悟り悄然と病院を出て行く。前非を悔いた照代も再び家族の許へ戻る。数日後、室子と想い出の山中湖へ遊びに出かけた鹿子は、室子も一頃世話を受けていた石油会社の社長宗方と別れたと知り、だがくじけずに明るい人生を貫こうと誓いあった。


解説

“婦人倶楽部”連載中の舟橋聖一の原作から「俺は死なない」の岩間鶴夫が脚色・監督に当った女性風俗篇。撮影は「十九の春」の小杉正雄。主な出演者は、「踊る摩天楼」の有馬稲子、「台風騒動記」の佐田啓二、「恐怖の空中殺人」の山村聡、「家庭教師と女生徒」の小山明子、「こぶしの花の咲くころ」の紙京子、「りんどう鴉」の柳永二郎「花ふたたび」の水戸光子、「台風騒動記」の宮城千賀子、大船初出演の高野真二(りんどう鴉)、「別れの一本杉」の加賀ちか子など。


配給
制作国日本 (1957)
ジャンル 

1957年01月15日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
有馬稲子 (Ineko Arima)鈴井鹿子
山村聡 (Soh Yamamura)父善介
宮城千賀子 (Chikako Miyagi)義母照代
紙京子石山室子
加賀ちか子三原槙子
佐田啓二五藤民弥
小山明子 (Koyama Akiko)元羽つね美
高野真二佐伯光三
柳永二郎中峰昭行
中山大介長男衛
水戸光子黒木佐賀子
草間百合子弦岡喜絵
須賀不二男登根親丸
十朱久雄 (Hisao Toake)宗方
山名義夫入江
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック