大名囃子 (前後篇)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

前篇−−徳川十一代将軍は俗に子宝将軍と呼ばれ、その公子は四十余人に上った。幕府は公子の処分に窮し諸藩へ養子縁組を強制した。押付け養子の一人、斉忠は武州忍松平家に藩主として来たが、ために名君京極鶴三郎は隠居を命ぜられる。愚昧な斉忠の乱行で藩政は乱れて行く。さて所変って江戸の一角。年増女当り矢のお今が、無頼の徒党・鬼倉本陣の代貸、殺しの鉄らの狼籍にあわやという時、一人の侍、鶴亀の鶴さんに救われる。お今は彼に一目惚れ。そのお今の許へ或る日、鬼倉の代貸、太閤政にからまれ自害しかけた女お豊を頼むと、鶴さんが来る。引止めるお今を振切って両国橋を行く鶴さんの前に、斉忠の命を受けた一団の侍が待っていた。侍の一人から、斉忠が笹島喜兵衛の娘三千代を所望、それを断って喜兵衛が割腹したことを知った鶴さんこと、前藩主京極鶴三郎は斉忠の非道に激怒する。折しも鬼倉に刃向う鶴三郎に好意を寄せる侠盗大名小僧が、鶴三郎に、鬼倉の当り矢襲撃を報せる。駈けつけると、そこには鬼倉こと岡倉徳五郎の姿。緊迫の気がみなぎるがその場は無事に終る。やがて斉忠と対面、非道を諌めた鶴三郎は逆に斉忠の激怒を買い、付人大村は鬼倉に鶴三郎抹殺を頼むとともに妹菊姫と三千代を誘拐する。これを大名小僧に聞いた鶴三郎は、菊姫、三千代を救い出すが、鬼倉一味、藩士らの白刃に囲まれる。さすがの鶴三郎も今は絶望となった。後篇−−追いつめられた鶴三郎を更に捕方の群れが。「引けッ」町方の手に委せるべく伊賀之介、徳五郎の命一下、藩士と刺客団は姿を消す。しかし鶴三郎らをめざして来た捕手陣は実は大名小僧一味のニセ役人。大名小僧の好意で彼の配下の盗ッ人長屋に鶴三郎らはかくまわれた。一方太閤政と鉄は鶴三郎の襲われているすきに、当り矢に殴りこみ、お今、お豊をさらう。が、勝祝いに酔う太閤政らも鶴三郎の手で叩き潰される。仮りの宿に、古寺へかくまわれたお今は久しぶりで鶴三郎の胸に甘える。鶴三郎は一方、妹菊姫の許婚である京極若狭守に逢い斉忠の非道をうつべく決意を述べ、剛直の若狭守も協力を約す。古寺にお今を訪れ、菊姫、三千代と共に丸亀の京極家へ行くようすすめる鶴三郎は、はじめて身の素性を明かす。「鶴さんがお大名……」お今の夢は無残にも破れる。一方、徳五郎は大名長屋の所在をつきとめ、大目付土方旗十郎の協力で奉行所出頭を命じ、途中を擁して一挙に事を運ばんとする。しかし鶴三郎の剛劔は見事に江戸の悪を叩き斬った。逃げる伊賀之介も斬られ「狼籍者」と召捕らんとする土方旗十郎も、斉忠、鬼倉の非道を述べる鶴三郎の火を吐く正論に手をひく。事件は落着、鶴三郎の計いで今は堅気の大名小僧らが酒盛中の当り矢に、「達者で暮せよ」の声。遠去かる鶴三郎の駕篭に「鶴さんッ」「旦那あッ」お今と大名小僧の思いをこめた声が追う。


解説

神戸新聞その他に連載された山手樹一郎の同名小説を「花まつり男道中」の結束信二が脚色、「新諸国物語 七つの誓い・三部作」の佐々木康が監督した時代活劇。撮影は「大江戸喧嘩纒」の伊藤武夫。主な出演者は「花まつり男道中」の市川右太衛門、「旗本退屈男 謎の紅蓮塔」の勝浦千浪、「海賊奉行」の長谷川裕見子、浦里はるみ、「暴れん坊街道」の丘さとみ、「修羅時鳥」の水野浩、徳大寺伸、渡辺篤など。


配給
制作国日本 (1957)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1957年03月13日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
市川右太衛門京極鶴三郎
勝浦千浪当りやお今
長谷川裕見子三千代
水野浩笹島喜兵衛
丘さとみ菊姫
常磐光世お豊
渡辺篤竹次郎
堺駿二大名小僧
星十郎空ッ風久六
百々木直御家老の彌太
山内八郎とんびの松
浦里はるみ闇人形のお仙
荒木忍埼玉屋梅翁
徳大寺伸松平斉忠
三島雅夫大村伊賀之介
清川荘司赤根司
香川良介鷹取大膳
進藤英太郎岡倉徳五郎
吉田義夫太閤政
阿部九洲男殺しの鉄
団徳麿びん市
小田部通麿雑巾熊
大丸巖天狗岩
神田隆保科剣之助
大邦一公永井三郎兵衛
加藤浩金井左文字
浅野光男黒塚藤十郎
遠山恭二沢村団左衛門
中野文男大野十兵衛
藤川弘宮崎陣九郎
加賀邦男長屋幸助
藤木錦之助西川達之助
宮嶋智恵子千草
有馬宏治山田鳥平
吉田江利子おせつ
吉野登洋子おとき
太田優子おうめ
円山栄子おはる
美山れい子おみね
山形勲土方旗十郎
沢田清花田民之進
矢奈木邦二郎馬場
近江雄二郎平井
国一太郎田島
丘郁夫仏の八五郎
波島進京極若狭守
堀正夫西崎兼之丞
森田肇老臣
江畑朱実小娘のような腰元
美鈴れい子打たれる腰元
源八郎番頭
長島隆一瓦版売りの男
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