怪談色ざんげ 狂恋女師匠

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

江戸は笠森稲荷の近くに住む踊りの師匠おせんは、名代の美人で、今年廿九歳の女盛りだが浮いた噂一つなく男嫌いで通っていた。そのおせんの肌に、火をつけた男、宗次郎は飛んでもない悪党。持って生れた美男振りに物いわせ女から女へ渡り歩きながら盗みをするという奴。ある夜居酒屋で旅人風の若い男の懐中物に目をつけてこれを奪い、その男を大川に蹴落とした所を目明しに見とがめられて、おせんの家に逃げ込んだのだ。この宗次郎に、ぐれて家を飛出したままの弟直吉の面影を見出したおせんは、弟をいたわるように宗次郎を諭し、下男代りに家においたのが、かえって仇となった。ある日、強引に宗次郎に犯されたおせんは、初めて知った女の喜びに身も心も掻き乱されてしまった。そんな彼女に、嫉妬したやもめ暮しの豪商和兵衛はうっかりその胸のうちを、仁蔵という悪党に洩らしてしまった。仁蔵は、和兵衛から褒美の金にありつこうとおせんの家に忍び込み、煮えたぎった行水の湯を彼女に浴びせて逃去った。おせんの顔半分は見るも無惨に焼けただれてしまった。そうした彼女に、宗次郎は嫌気がさし、おせんの愛弟子で和兵衛の娘お吉に好色の手を伸ばした。おせんは嫉妬に狂った。そんなある日、お牧という娘がおせんを尋ね、弟の直吉が自分の処で傷の養生していると告げた。これを聞いた宗次郎は、先日大川に突落とした男がこの直吉と知り、居たたまらなくなって家を飛出した。おせんは、それから間もなく宗次郎を追って家を出たが沼地に落ちて死んだ。その日以来、宗次郎はおせんの亡霊に悩まされ続けた。一方漁夫弥兵衛の家でお牧の世話を受けていた直吉は、胸さわぎに姉おせんの死を直感した。一方あれ以来和兵衛を強請り続けて来た仁蔵や宗次郎におせんの亡霊が乗移り、幽鬼に翻弄された二人は相討ちして果てた。数日後、和兵衛の志で直吉とお牧は笠森境内におせん茶屋を店開きした。


解説

柳川真一のオリジナル・シナリオを「男の牙」のコンビ、倉橋良介が監督、服部幹夫が撮影した怪談映画。主演は「赤城の血煙 国定忠治」の北上弥太郎、瑳峨三智子、「男の牙」の名和宏。ほかに雪代敬子、水原真知子、日守新一、紫千代、柳家金語楼、花菱アチャコなど。


配給松竹
制作国日本 (1957)
ジャンル 

1957年07月30日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
水原真知子おせん
北上弥太朗直吉
名和宏宗次郎
日守新一梵字屋和兵衛
雪代敬子お吉
田崎潤 (Jun Tazaki)どんどろ坂の仁蔵
紫千代お喜和
尾上菊太郎彌平
瑳峨三智子お政
万代峰子坂東三津彌
高山裕子お時
柳家金語楼隣りの親爺
森美樹久六
桂小金治加納屋の若旦那
花菱アチャコ医者休庵
桂道子マル真の女お藤
服部君子梵字屋の女中きぬ
杉山清子女弟子まさ
小原美子女弟子ふみ
笹川不二夫久六の乾分嘉助
中田耕二久六の乾分三平
田中敬介梵字屋の番頭忠七
玉島愛造僧侶
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