金語楼の成金王

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

織物問屋板割屋の婿養子浅之助は、連日、形相ものすごい女房にいじめ抜かれ遂に勘忍袋の緒が切れた。彼は敢然と家出したが、財布の中は僅か六十円。仕方なく無賃乗車したものの、忽ち車掌に見つかり詰問されたが、たまたまそこに居合わせた美人の口ぞえで窮地を脱し、やっとのことで上野に着いた。上京したものの途方にくれているところを、ニコヨン集落「蟹の街」の往人留吉に助けられ厄介になることになった。だがこの一見平和な「蟹の街」にも権力の圧迫が加わっていた。この街の大家である都会議員の野木が、未亡人きよに執心の余り、家賃を強引に取り立てたり、子供たちの遊び場を立入禁止にしたりしていやがらせを続けていたのだ。屑屋稼業も板についた浅之助は、或る日きよに会いびっくりした。きよこそ、浅之助が上京の折、車中で切符を買ってくれた恩人だった。この街を建てた時野木から借りた五十万円の返済を迫られ、出来なければ長屋の立退きというピンチにあることをきよから聞いて、浅之助は憤然としたがさりとてそんな大金はどうにもならない。そこへ浅之助が以前買っておいた株券の値が上り、売主から百五十万円で買い戻したいという知らせ。浅之助は五十万円を野木にたたきつけ、長屋を確保し、更に「蟹の街廃品回収株式会社」の看板を出し、事業家として出発することになった。が、成金になった浅之助にも無事平穏な日ばかりはない。留吉の戦友と称する山師のサギに引っかかり、枯山の鉱山を買い財産をすってしまった。またボロをまとい街を流す身分となったが、この鉱山にウラニウムが発見され、再び彼は自他共に許す成金王となったのである。


解説

新東宝が先に製作した、「金語楼の兵隊さん」を初めに「金語楼の天晴れ運転手物語」など、四作品からなる金語楼シリーズの第五篇。今回は「高校四年」の共同脚色者の一人、川内康範の小説『成金王』(別冊小説の泉所載)を銀座八郎が脚色、「妖蛇荘の魔王」の曲谷守平が監督した。撮影は「天下の鬼夜叉姫」の友成達雄。主演は、「サザエさんの青春」の柳家金語楼、「ひばりの三役 競艶雪之丞変化 (前後篇)」の花岡菊子、「鏡山誉の女仇討」の筑紫あけみ、「おトラさん」の川田孝子。ほかに丘寵児、並木一路など。


配給
制作国日本 (1958)
ジャンル 

1958年01月03日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
柳家金語楼板割浅之助
筑紫あけみ若原きよ
川田孝子草野ミツ子
丘寵児草野留吉
加藤欣子草野なつ
平凡太郎頓吉
谷村昌彦馬吉
宇田勝哉山口順一
高岡久美子山口民子
加藤章千葉金次郎
大辻三郎石塚清太郎
葉山由紀子清水勝子
九重京司清水七郎
美舟洋子清水ひで
三宅実大室宏一
畑爽小山仁
野崎善彦菅原達雄
花岡菊子政子
小笠原章二郎鉄造
並木一路野木末蔵
若水ヤエ子下十条安子
日吉としやす山口一郎
倉橋宏明高田
白川晶雄車掌
中村はる江芸者A
西朱実芸者B
高松政雄株主
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